０舎看守【ナンバカ】 (ページ13)

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第ジュウニ話ページ13

海翔「それにしても、流石は鈴野さんですね」

『まぁ、あいつは脳筋だしな。猿門と一緒だ』

海翔「……そうですね」

《あなたもですけど》

ﾄﾞｵｫﾝｯ

三鶴「おおっと！相変わらずだぜ雲鳥ちゃーん！！いち早く餅をつき終わると相手の臼まで破壊するなんてやべぇぇ！！」

ツイス「うっわ、鈴野さんやべ」

イヴ「逆らったら怖いだろうなぁ」
〈ぶるぶると震えながらその様子を見ていて〉

海翔「脱獄なんてするなよ？？」

『ばぁか海翔、うちの囚人が脱獄なんてするわけないだろ～笑笑』

鈴野「戻ったぜー主任」

『おかえり～鈴野、0番もな』

レイ「俺はついでか！！」

『まぁまぁ、いいだろ』
〈ケラケラと笑い〉
　

海翔「主任。遊んでますよね」

『？なんのことだか』

ツイス,イヴ,海翔《《《確信犯じゃん》》》

三鶴「さぁ！！次の種目行っちゃうよーん！！」

　第三種目
　百人一首

　

イヴ「Aさん、これ僕がでてもいいですか？？」

『お、それは助かる。もちろんだ』
〈笑みをうかべて〉

イヴ「ありがとうございます」
〈にっこりと笑って〉

ツイス「お前百人一首できるの？？」

イヴ「うん、僕前の収容所でけっこうやってたからね」

レイ「？意外だな～、頑張って来いよ」

イヴ「うん、任せて」
〈こくりと頷き〉

『じゃあ、海翔。お前も行ってこい。ほんとは囚人ふたりなんだがやってたんなら大丈夫だろうしね』

海翔「わ、分かりました」
〈イヴと共に下へ降りて〉
　

『おう、頑張れよ～』

ツイス「イヴは良いとして海翔さん百人一首出来るんですか？？」

『ん？あー、お前らは知らなかったっけ。海翔はここの看守になる前は百人一首の大会で優勝するほど凄いやつだったんだぞ』

ツイス「…まじですか！！」

レイ「海翔さん凄いんだなぁ」

ルール説明

三鶴「この種目に必要なのは『精神力』と『集中力』だ！！参加人数は三人まで！看守一人囚人は二人まで参加できるぜぃ！！
看守は看守同士、囚人は囚人同士で戦って貰うぜ！！
引き分けの場合は両者失格！完全勝敗戦だ！
読まれた歌を根こそぎ奪いあえ野郎共！！」

イヴ「あ～、チィさんだ」

チィ「！もしかして相手ってイヴ？」

イヴ「うん、僕だよ」

チィ「ってことは、……」
〈ちらっと海翔を見て〉
《ぁー、こりゃあ………》