【番外編】happy birthday My幼馴染！！ ページ45
ドキドキしながら、六人で本日の主役の到着を待つ。
いつもより驚きそう、とみんなで話す。
ピンポーン、というチャイムの音と同時にスマホの通知音が鳴る。
きんちゃんからのLINEのよう。
【主役が通るので鍵を開けてくださ〜い】というメッセージときんちゃんによく似たキャラがお願いします！と言っているスタンプが送られてきた。
他の五人にサインを送り、僕だけ玄関へと向かった。
「はーい、開いたよ！」
「お、あざすあざす。…って、他の奴ら来てないの？」
他の五人の靴が無いことに驚いたのか、きんちゃんは僕にそう聞いた。
「あ…それなんだけどね？他の奴ら用事が〜とかで来れなくなったみたいで。スマイルは来れるかも〜とか言ってた。だから…もしかしたら祝うの僕だけかも。」
真っ赤な嘘をきんちゃんに説明する。
説明が終わると、きんちゃんがえ？と口に出した。
そりゃそうだ。今まで毎年のように祝い祝われ…としていた僕達が揃っていないんだから。
…ま、嘘なんだけどね。
「そっか。…上がるね！」
「どうぞどうぞ〜」
出来る限りテンションを下げて、きんちゃんを部屋へと案内した。
そしてリビングに着き、きんちゃんが扉を開けた。
流石にリビングに居ると思っていたのか、そこにも彼等の姿は無いことに驚いていた。
今あいつらには別の場所で待機してもらっている。
だからここまでは計画通り。
「…あ！プレゼント二階にあるんだった…！！ごめん、取り行っていい？」
「え、二階？なんで忘れてんの〜！！俺もついてく！暇だし。」
「じゃ〜適当に話しながらいこー！」
その言葉を合図にきんちゃんが僕の少し前を歩き出した。
ここできんちゃんが着いてくるのも計画通りだ。
問題はこれから。
ここからは、一回も練習できていない。
自分の部屋とは違う方にある部屋の扉を開けた。
きんちゃんもしっかりと着いてきている。
「ちょっと待っててね…あれ、どこ置いたっけ…！！」
「えぇ！？ちょっとオトハ…！？ちゃんとしてよ〜！」
「ごめんごめん…いやでも絶対どっかに置いたんだよ！しまってたし…多分。」
「ん〜…じゃあ俺も探すからさ。オトハはそっち探してて？」
「ほんと！？ありがとう…！！」
きんちゃんが指差した場所を僕も探す。
…わけもなく、僕は素早くスマホを取り出し、あいつらにLINEを送った。
ドアと真反対の方向を向くきんちゃん。
開かれているドア。
別の場所で待つあいつら。
そして、近付いてくる足音。
▽(7月9日！お誕生日おめでとうございます！これからも尾し続けますね！)→←44
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クライン(プロフ) - おまろんさん» コメントありがとうございます！tnさんはしりとり強いイメージあったので…。「い」が少なすぎました…w (2021年6月26日 8時) (
レス) id: 200b8fbf2f (このIDを非表示/違反報告)
おまろん - え、tnさんしりとりつよない....？そして主もよく「い」を集めたなぁ....((( (2021年6月26日 2時) (レス) id: 7521564989 (このIDを非表示/違反報告)
クライン(プロフ) - さめちゃんさん» コメントありがとうございます！！これからもぐへぐへしていただけると嬉しいです！！更新頑張りますね！！ (2021年6月23日 20時) (レス) id: 200b8fbf2f (このIDを非表示/違反報告)
さめちゃん - いつも見てます！ぐへぐへしながら見てます。更新頑張ってください！ (2021年6月23日 19時) (レス) id: 117b45a2f3 (このIDを非表示/違反報告)
クライン(プロフ) - ゆうちょさん» リクエストありがとうございます！使わせていただきますね！ (2021年6月20日 8時) (レス) id: 200b8fbf2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クライン | 作成日時：2021年5月4日 20時
