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「…はは。」
目の前には青い空と、白いフェンスと、10人の男達が並んでいる。
風が吹く。それはまるで僕の心を表しているようだった。
…そう、放心状態だ。
あの後、ヤンキーさんもといコネシマさんと騒いでいた俺は後ろから迫ってくるおしゃおに気づかなかった。
何故かニコニコと笑顔でおしゃおは僕を引き連れていく。
行き先はどこか。何故か気付くと僕は屋上に立っていた。
後ろにはおしゃおにコネシマさん。
「…なんでなんおしゃお。」
「やって〜話したかったんやもん☆」
るんっ、という効果音がつきそうなくらいの明るさ。
話したかったって…放課後に話すって約束した気がするけどなぁ…。あは。
「…というか、誰だよお前ら。」
一旦おしゃおから離れ、目の前の男子生徒10人に視線を逸らす。
僕のことを迷惑そうに睨む。
なんだこいつら失礼じゃねーかよ。
というか全員見覚えあるんだけど何この人ら全員クラスメイト？
「こいつら全員生徒会やぞ？知らんのお前。」
「…生徒会？はっ…！」
生徒会？こいつら全員？
噂によると、顔面暴力集団…とやら。
そして僕が嫌っている集団でもある。
「帰らせて？切実に。」
「いややけど。」
「は？」
屋上の入り口にはおしゃおが塞ぐように立っている。
なんでだよ、なんでそこまで帰らせてくれないんだよ。
「早よ僕を離して！！！あいつらのところに行かせて！！」
「いーやーだー！！生徒会入れや！！」
「お前も生徒会かよ！！」
「…何なん？急に来て騒ぐなや。」
そこで生徒会の一人が発言する。
声の主はコネシマさんではないが、どこがコネシマさんと同じ雰囲気を感じる。
そう、ヤンキーの可能性をね！！(?)
「ですよね、僕いらないっすよね。はい、誰かもそう言ってますし帰りますねおしゃおさん。」
「だから帰んなや！まだ初対面やからってだけやん！な！可能性信じようぜ！」
「可能性ねえから！！！」
二人で騒いでいると視線を感じる。
その視線はコネシマさんから向けられていた。
まぁそんなわけなく、その場にいる全員から向けられていたのだが。
それも睨むように、僕を見つめている。
そこら辺のバカな奴等だったらきゃー！ってなるんだろうけどな。
僕もバカに生まれたかった。
「…ちょっといいですか？」
軽く笑いながらそう言い、フェンスの近くに寄る。
確かこの下が中庭…あ、合ってた。
後ろから聞こえる声を無視しながら中庭を見下ろした。
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クライン(プロフ) - おまろんさん» コメントありがとうございます！tnさんはしりとり強いイメージあったので…。「い」が少なすぎました…w (2021年6月26日 8時) (
レス) id: 200b8fbf2f (このIDを非表示/違反報告)
おまろん - え、tnさんしりとりつよない....？そして主もよく「い」を集めたなぁ....((( (2021年6月26日 2時) (レス) id: 7521564989 (このIDを非表示/違反報告)
クライン(プロフ) - さめちゃんさん» コメントありがとうございます！！これからもぐへぐへしていただけると嬉しいです！！更新頑張りますね！！ (2021年6月23日 20時) (レス) id: 200b8fbf2f (このIDを非表示/違反報告)
さめちゃん - いつも見てます！ぐへぐへしながら見てます。更新頑張ってください！ (2021年6月23日 19時) (レス) id: 117b45a2f3 (このIDを非表示/違反報告)
クライン(プロフ) - ゆうちょさん» リクエストありがとうございます！使わせていただきますね！ (2021年6月20日 8時) (レス) id: 200b8fbf2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クライン | 作成日時：2021年5月4日 20時
