目が覚めたら猫とかありゅ？２【wrwrd】【日常糸且】 (ページ15)

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12[思わぬ展開へlet's go]☆(変更有り) ページ15

「あれ、我々国の皆さん。」

「はい！？」

急に後ろから声をかけられる。
知っている…というか、聞いたことのある声。
それは昔の話で、この世界の話ではなくて。

「あれ、クロノアさんじゃないですか。」

「そういえば交流でしたね。それと、そちらの方は…？」

私の推しである彼はこちらを見てそう問いかけてくる。
可愛すぎる、人生終わりそう…！
終わりかけている自分を抑えつつ、挨拶をする。

「初めまして、転生したAです！サキです！」

「おい…！おかしなっとるぞ…！」

「落ち着いて言えや！」

後ろでそんな笑い声が聞こえる。
うっぜぇな…！可愛さのかけらもねぇじゃん。

「あ～、例の人？俺日常国幹部のクロノアって言います。多分これから関わると思うし…。よろしく。」

クロノアさんはそう言って私に手を差し伸べる。
なんだ…？初めて見たぞこんなイケメン…？
後ろの奴らも顔はイケメンだけど。

「よ、ろしくおねがいします…！」

ゆっくりと彼の手を取る。
そうすれば頭上から楽しそうに笑う声が聞こえる。

「緊張しすぎ、落ち着こ？」

「はい！落ち着きます！！」

「落ち着いてないやん。」

急にあいつらが会話に混ざる。
本当に嵐じゃん。←

「落ち着けもちつけー！ぺったんぺったん～！」

「もじ○ったんじゃん。」

「何言ってるの…？」

思わず餅をつくシャオちゃんに突っ込んでしまう。
まぁロボロからは引かれてますけどね。
というかもじ○ったんって前世でやったことあるけどあんまりルール分かんなかったんだよな。一回やったけどすぐ飽きた記憶がある。
まぁ関係ないんですけどね。←

「…あ！そうだ、クロノアさん。ここから近くてこいつも楽しめそうな場所ってあります？」

私がもじ○ったんについて思い出していれば、鬱がそんな質問をしていることに気がつく。
え、それ天才じゃね？いや鬱は天才になれないか。←

「あ～オススメスポットですか？俺達もたまーに来てるんですけど、サキさん？は好きだと思いますよ。あ、喫茶店とかじゃないですけど大丈夫ですか？」

「飲食系じゃないなら大歓迎ですね、さっき食べたんで。」

「じゃあちょっと着いてきてくれます？」

「分かりました～！」

私達はのんびりと歩き出すクロノアさんの後ろを歩きながら着いていく。
…これいつまで時間かかるんだろ、と考えているとクロノアさんが急に立ち止まる。

「ここですよ。」

そう言ってクロノアさんが指している店は。