双子。Shori.S

STORY19 ページ19

来て欲しいような、

来て欲しくないような






そんなMステの日がやってきた







あ｢大丈夫。｣





控え室で自分に言い聞かせる









練習をいつも以上にして


思い出に浸りながら感情を込めて


決意を固める。









ｽﾀｯﾌ｢Kanonさんスタンバイお願いします！｣





あ｢はい！｣









ｽﾀｯﾌさんに呼ばれてスタジオへ行く









私が歌うのは今日の大トリ


その１つ前に勝利達Sexy Zoneが歌う









だから順番的に前にいる訳で、


スタンバイの階段の手前で


Sexy Zoneの皆さんと会う









健｢また会えましたね。プリンセス｣




あ｢その呼び方どうにかなりません？笑｣





健人くんの王子様感









風｢久しぶりだなKanon｣



あ｢お久しぶりです風磨くん｣




風磨くんの兄貴感









聡｢A〜！！｣



あ｢聡ちゃん！ここではKanon！！｣



聡｢あ、そうだった笑｣





聡ちゃんの天然さ









マ｢わぁKanonちゃんだ！！｣





あ｢はじめまして！マリくんだよね？｣





初対面のマリくんの可愛さ









そして、









勝｢Aの気持ちしっかり聞いてるから｣









大好きな人の言葉









いつの間にか緊張は消えていて



残ったのは









温まった優しく美しい心でした。









音楽と共にMステが始まり


Sexy Zoneの後に階段を上り、下りる









聡ちゃんの事があったから


少し怖い顔をしている人もいる。









でも、今日は前だけを向いていこう









横なんて、他人なんて気にせずに＿＿＿

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