双子。Shori.S

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MC｢本日のゲストはSexy Zoneのみなさんです｣



Sexy Zone｢どうも！Sexy Zoneです！｣







休日の夕方


たまたま付けたテレビに出ている


双子の兄である勝利。






そして、その本人は


今、私と同じ部屋で料理をしている





このTVを見ていたいし


勝利とも話して笑い合いたい。








でも、今の私にはそんな事できないんだ



この気持ちに気づいてしまったんだから…








勝｢A ご飯…｣




あ｢いらない。｣




勝｢いや、でも…！｣








私はテレビをすぐに消して


立ち上がると、勝利の話も聞かずに自室へ戻る






ﾊﾞﾀﾝｯ









別に喧嘩をしているわけじゃない



小さい時は｢勝利！勝利！｣ってして、

いつも一緒にいた









でも、

2人とも20歳になって







段々と全てが狂いはじめてしまったんだ…









あ｢…ぅう……好きになっちゃ…だめ…｣





こうやって声を押し殺して泣いたのは


もう何回目？




なんで勝利の妹なんかになったんだろう？



なんでこんな苦しまなきゃいけないの？



なんで…









ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ








そんな考えをしていると、


私の携帯に1通の電話がきた







あ｢もしもし…｣




聡｢もしもし？泣いてたでしょ？｣




いつもなぜか泣いてる時に電話を掛けてくる


勝利のグループメンバーである聡ちゃん







あ｢聡ちゃんはなんでもお見通しだね｣




聡｢また勝利の事？｣




あ｢うん。まぁ、｣




聡｢そろそろ俺に話してみる気は？｣




あ｢ごめん。ない｣





多分一生


仲良くて心配してくれている聡ちゃんにでも


この気持ちは言っちゃダメ。

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