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わたしが黙り込んでいると彼は続けて話した
エイジ「俺さぁ、ユーチューバーって仕事してて撮影でここ来たんだけどさ、三脚忘れて動画撮れねえの。
悪いんだけど、手伝ってくんない?」
こんな時に…
「今忙しいから他の人に頼んでください…」
エイジ「暇そうにしか見えないけど
それにさぁ、こんな夜中だし君しかいないんだよね」
手すりから橋に降りた彼が、わたしに手を差し出した。
まぁいいか。そのあとで
そう思って彼の手を取ると、思いっきり引っ張ってわたしを抱き寄せた。
「…えっ」
エイジ「お前、馬鹿だな。
こんな真冬に薄っぺらい服で外出て寒いに決まってんだろ。」
離れようとすると彼はもっと強く抱きしめる。
彼の腕の中は暖かくて、気がつくと私は声をあげて泣いていた。
「逃げたい…こんな苦しいのに逃げる場所がないなら、消えちゃいたい…!」
彼は抱きしめたまま頭を優しく撫でた。
エイジ「俺さあ、喧嘩強いんだよね。
だから、俺がお前を守るよ。」
『俺がお前を守る』
彼のその言葉に生かされた。
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りた(プロフ) - 夕美さん» 外したつもりでしたが、ついてしまっていたみたいです。申し訳ありませんでした。 (2019年1月22日 7時) (レス) id: 1b3b31f9d9 (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグちゃんと外して下さい、違反です。ルールくらい確認しましょう。 (2019年1月22日 5時) (レス) id: 42f7d9fc87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りた x他2人 | 作成日時:2019年1月22日 0時