２４．５ おまけ ページ37
目が覚めたら目の前に見知った顔があった。
「朝チュンじゃないことは、全おついちファンに声を大にして主張します」
「キリッとした顔でな〜に言ってんだか」
パチッとお目々を開いたおついちさんに鼻を摘まれました、ムギュ。
やめてください顔洗えてないのでマジ勘弁。
鼻を隠しながら睨んだら、くすっと笑ってお湯で絞ったタオルくれました。
マジ母。
「帰ったと思ってました」
「うん？ あぁ、なんか寝顔見てたら寝ちゃったｖ」
「解せぬ」
私は布団に潜ってたはずだが。
「熱がこもるからかけ直すって」
「寝顔見られるとかどんな羞恥プレイ……」
「詳しく話そ」「話さなくていいです申し訳ございません」
なんか、もう頭も上がらんし逆らえないフラグがガガガg。
「さ〜て熱は下がったかな？」
だから、体温計じゃなく顔を近づけてきても待ち受けるのみです。
「……逃げないしチョップも来ないでファイナルアンサー？」
「すべて受け入れるのみ！！」
「あら潔い。では遠慮なく」
スッと、影がさす前に目をつむれば響くドアバーン！
はい？
「おいこらそこのおっさん、何してんじゃい！」
「きゃーおついちさん！ 何しちゃってるのちょっとちょと妹から離れて！」
「あ〜あ、役得だったのに……」
なんだか兄ちゃんにグイッと掴まれたと思ったら抱っこされてるし。
兄貴がおついちさんと対峙してるし。
何だこれ。
てか。
「なんで兄貴たち入れるの……？」
不思議そうに兄ちゃんを見つめれば、至近距離の涙目で唇をグイグイ拭かれる。
痛い痛い！ 口もげるって！！
「なんで、兄ちゃんに言わないの！？ 兄者、妹が汚された！！」
いやいや、ないからそんなの。
「……いい度胸だなぁ〜おついち。覚悟できてるんだろうな」
「覚悟ね〜。俺は出禁食らってないし、妹ちゃんに呼ばれたんだけど、ね？」
おついちさん煽らんといて、兄貴のこめかみの血管がやばい。
「おい……説明できるよな？」
「イエスマスター」
即答ですわ！
とりあえず兄ちゃんに下ろしてもらおうとしたら却下された。
あぐらの上に座らされお腹の前で拘束デス。対面には兄貴がごく近くにいるよ。
なにこれ怖い。
結局どうなったかって？
「合鍵ゲットだぜ！」
「俺ももらったー」
「もう持ってたくせに！」
母に預けたマスターキーから合鍵作ってたとか！ 母上様…。
「ついでに僕もいただきましたから」
「「あんたは返せ！」」「だが断る」
お布団に帰ります……。
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chie☆(プロフ) - unknownさん» レスありがとうございます！のんびりと楽しみに更新を楽しみにお待ちしておりますね♪ (2018年11月16日 18時) (
レス) id: 04354e8005 (このIDを非表示/違反報告)
unknown(プロフ) - chie☆さん» chie☆様コメントありがとうございます！ちょっとちぐはぐな彼女らをよろしくお願いしますｖ (2018年11月16日 7時) (レス) id: 327001836d (このIDを非表示/違反報告)
chie☆(プロフ) - 仲直りするシーン、泣けちゃう。お話の展開も他の方には無い感じやし♪サクサク更新有り難き！ (2018年11月16日 6時) (レス) id: 04354e8005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：unknown | 作成日時：2018年11月8日 19時
