２２ アナタにはかないません ページ30
「ハイドーン！！」
へッ？ え？ なに！？ 兄ちゃん爆弾投げてないよね？？？
「な！？ 兄者！！」
兄貴の声と爆弾の音が聞こえた数瞬後、私と兄ちゃんふたりとも仲良くGAME OVER。
……プッ！！ あっははは！！
「兄者さん、まさかの木を爆破かーらーの押しつぶしエンドとか！ 予想つかないわ」
「フッ、俺の手にかかればこんなもんよ」
……あーもー兄貴にしてやられた。
まさか、木を倒してくるとは。
御神木だい！ とか言って中央に木なんて残さなきゃ良かったわー。
横を見ると目を丸くした兄ちゃんの間抜け顔。
そんなん見てたら……。
プッ！ ……ぶぶぶぶ！！！
もうダメ限界！！
「あはははは！！ なにその兄ちゃんの顔！ だめお腹痛い腹筋割れる！」
「おま！！ ……て、オマエこそ結局兄者に……ッて…ブハッ！！ あひゃひゃ！」
「クククッグハッ、……に、兄ちゃんこそ木の下にッ！！ ぶぶぶぶ」
「やーめーろって、笑うな！ ぶわはははは」
腹痛い腹痛い！
笑いの発作が！！
止められない笑いの中で呆れたような声が一つ。
「あーねぇ。妹ちゃん喋っちゃってるよ？」
「おついち言うなよー、面白いとこなのに」
「でもねぇ」
…………はっ！
【はい、これが私のやりたかったことです！ 楽しんでいただけたでしょうか？】
「いや、いまさら書いたって遅いからな」
「往生際の悪い妹ちゃんね」
【今日はありがとうございました！ お騒がせの妹は本日閉店ガラガラです！！！ホイジャの！】
結局喋っちゃったジャマイカ！？
もう自分でもよくわからんくなって、やったことは……。
「あー逃げたな」
「妹ちゃん挨拶して逃亡しましたよー。って、いつまで笑ってんのよ弟者は」
「……ひぃひぃ…アイツバッカ喋ってるし…逃げてるし…だめ、もしゃべれないブフッ！」
とりあえず廊下で、頭抱えながら放送を〆る声を聞いてました。
「弟者が撃沈なのでこの辺で、ほいじゃーの」
「じゃーの」
「じゃ…じゃ……ぶっは！」
「だめだこりゃ」
私のセリフだよ！ おついちさん！！
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chie☆(プロフ) - unknownさん» レスありがとうございます！のんびりと楽しみに更新を楽しみにお待ちしておりますね♪ (2018年11月16日 18時) (
レス) id: 04354e8005 (このIDを非表示/違反報告)
unknown(プロフ) - chie☆さん» chie☆様コメントありがとうございます！ちょっとちぐはぐな彼女らをよろしくお願いしますｖ (2018年11月16日 7時) (レス) id: 327001836d (このIDを非表示/違反報告)
chie☆(プロフ) - 仲直りするシーン、泣けちゃう。お話の展開も他の方には無い感じやし♪サクサク更新有り難き！ (2018年11月16日 6時) (レス) id: 04354e8005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：unknown | 作成日時：2018年11月8日 19時
