２１ どこまでも ページ29
「妹ちゃん降りてきたよ！」
「まじか、あいつバトルロワイヤル言ってるぞ」
「兄者たち何のんきに話してるの！？ 来てるきてるから！！」
「やっば」
「おもしろいじゃなーい」
私が地面に降りるのとほぼ同時に、一斉に戦いが始まる！
原住民も変異体も別に仲間じゃないから、見事に乱戦だ。
縦横無尽に駆け回り、目についたものから全部切り刻み、モロトフったり。
そんな中チラリと見えるアテンダントのスカート！
「だーッ！！ もう、痛いっていッてるでしょ！？」
――おついちさんみーっけ。
「うっわ！ 妹ちゃん来ちゃったよ！！ チョ無理だから、怖い怖い！」
無言で切りまくったら、ダウンしちゃったｖ
「ぐはぁぁぁ、死んだよ！！ 」
「おついちさんまじか！？」
「あんたどこいんのよ」
「あーもう無理。さよ〜なら〜、んじゃここからは妹ちゃんのホワイトボード読むか」
「【ふふふ、お次は誰かな？】とか、怖いからね！！」
さて、次は兄貴あたりを狙いたいね。
メインディッシュのカメラさんは後回しで！
なんて思ってたら遠くから兄貴の叫び声が響き渡った。
「Oh my Got！！ 無理だから、変異体とでっかいやつダブルとか無理だから！！」
「兄者！？ どこ？ どこにいるの！？」
「こっちこっち、って……死んだよ」
「はやい！ 兄者早いよ！！」
「しかたないだろー。あと頑張れ」
あれま、兄貴ったら私と殺り合う前に終わっちゃった。
ならば最後は……。
「あ！ 妹ちゃん！！！」
「おついちさん黙って！ おら！！ 爆弾を喰らえ！」
――いつの間に！？
クッ、間に合うか！！
……キーンと鳴る耳鳴り。どうやら生きてるみたい。
周りは余波で飛び散った肉塊たち。
少し離れた所に立つ兄ちゃん。
静止したままお互い見つめ合う。
「……だいぶ数が減ったみたいだな」
「【さすが兄ちゃんよく残ってるね】これどこの映画よ？ 妹ちゃ〜ん」
「さ、そろそろオイタはお終いだ」
「【それはこっちのセリフ。楽しく最後まで死合しないとね】死合って…」
これが最後だとわかってるから、ジリジリと指先が痺れていく。
さぁ、どっちが先に動く！？
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chie☆(プロフ) - unknownさん» レスありがとうございます！のんびりと楽しみに更新を楽しみにお待ちしておりますね♪ (2018年11月16日 18時) (
レス) id: 04354e8005 (このIDを非表示/違反報告)
unknown(プロフ) - chie☆さん» chie☆様コメントありがとうございます！ちょっとちぐはぐな彼女らをよろしくお願いしますｖ (2018年11月16日 7時) (レス) id: 327001836d (このIDを非表示/違反報告)
chie☆(プロフ) - 仲直りするシーン、泣けちゃう。お話の展開も他の方には無い感じやし♪サクサク更新有り難き！ (2018年11月16日 6時) (レス) id: 04354e8005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：unknown | 作成日時：2018年11月8日 19時
