１９ コレがしたかったんだ ページ27
「さ、今日は何するかね〜」
「また洞窟探検か？」
「妹ちゃん大きいのと戦いたいとか前回言ってなかったっけ？」
好き勝手話し出す兄貴達ををよそに、なにげなく小屋の外に出る。
外に出たみんなが、何かおかしいことに気づく３秒前。
３・２・１！！
「何だコレ！？ ちょ、おかしくないか！？」
「やべーな」
「へッ！？ ナニコレどうなってんの……」
計画通り(にやり)
そのすきを逃さずに、すぐさま横手を通り小高いところから作ったジップラインで目的地まで移動する。
目的地に降り立つと、こちらに来れないよう速攻でジップラインを破壊するのも忘れない。
呆然とリアルにこっちを見る３人に不敵に笑ってから、画面の私は天守閣ともいえる一番高い櫓にスルスルとエレベーターを移動させ立ちはだかる。
リアルではホワイトボードに殴り書き、バンッ！！と叩きつけてやった。
【ここに攻城戦を宣戦布告する！かかってこいや！】
「おいおいおい聞いてないよ！」
言ってないからな。
櫓の上から開戦の火の矢を打ち込んでやる。
宣戦布告と先制攻撃で、とたん目を輝かせ始めましたよこの人たち。
――切り替えが早いことで。
「へぇ、面白いことやってくれるじゃない」
兄ちゃんが目をギラつかせれば。
「よーく作ったなぁ」
兄貴が面白げに感心し。
「兄者感心してる場合？ 明らかに弓でこっち狙ってるけど妹ちゃん」
おついちさんが顔を引くつかせる。
【さ、戦闘開始と行こうか？】
挑発げに笑えば、顔を見合わせ頷いてから突っ込んできた！
「上等だ！」
「お兄様舐めるなよ？」
「妹ちゃんの傑作、味あわせてもらおうかね」
え、なに唐突の攻城戦の意味がわからないって？
そんなあなたに説明しよう！
この１週間、仕事から即帰宅してずーっと森してました。
チェーンソーも手に入れて素材集めて、もちろんでかいのとも戦闘しまくり。
山切り開いて迷路のように壁作って罠をしかけちゃったYO！
コレがやりたかった！！
パスワードにアカウント？ 隣で見てたからそれがわかればねぇ。
ばれないかとヒヤヒヤしてたけど、別のゲームしてるから無問題。
そしてこの状況です。
「どりゃぁぁぁ！！！」
「イッタ！? 痛い！！ いたいから」
「一回作動した罠はそのままだから、弟者そのまま行ってこい」
スンバラシイ奮闘ぶり(にやにや)
櫓の上からのいい眺め、まさに高みの見物ってやつですな。
この１週間の寝不足の成果とくとごらんあれ。
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chie☆(プロフ) - unknownさん» レスありがとうございます！のんびりと楽しみに更新を楽しみにお待ちしておりますね♪ (2018年11月16日 18時) (
レス) id: 04354e8005 (このIDを非表示/違反報告)
unknown(プロフ) - chie☆さん» chie☆様コメントありがとうございます！ちょっとちぐはぐな彼女らをよろしくお願いしますｖ (2018年11月16日 7時) (レス) id: 327001836d (このIDを非表示/違反報告)
chie☆(プロフ) - 仲直りするシーン、泣けちゃう。お話の展開も他の方には無い感じやし♪サクサク更新有り難き！ (2018年11月16日 6時) (レス) id: 04354e8005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：unknown | 作成日時：2018年11月8日 19時
