１４ つかの間の休憩 ページ20
少しの休憩を挟んで再開です。
以下、休憩中の様子。
「プハッ！ マスク息苦しかった……」
マスクを勢いよく外して天を仰ぐ。なんか色々削れた気がする……。
そんなグッタリな私に茶々を入れてくるおついちさん。
「話しちゃえばいいじゃない」
「おついちさんのデコに肉って書きますよ？」
「怖っ！ 妹ちゃん目がマジなんですけど」
ジトッと見てると、口元をひくつかせて降参の手を上げた。
くっそ、面白がりやがって。
「ほれ」
「びゃ！？ 冷た！！」
「兄者俺のはー」
「あーはいはい」
「ありがとぅ！」
冷たいボトルを首に当てられて飛び上がれば、兄ちゃんが甘えた声出してる。
甘えただな、兄ちゃんは。
昔はコーラーパシリさせられてたのにね。
それにしても気疲れがひどいよ。
「あー、糖分欲しい。お兄ちゃんｖ チョコ食べたい」
「うわッ…あざとい！！」
わざとらしく、指を唇に当てて仰ぎ見る。
(おついちさんはスルーで)
お兄ちゃんｖ と言うのがポイントな語尾にはハートマークをつけましょう。
「あー、たしかブラックサンダーがあったっけ」
「え！？ 弟者くんそこ取りに行っちゃうんだ」
コレが正しい『お兄ちゃん』の使用法です。
ホイホイくれたチョコを、モッフモッフ食べてれば横から手が伸びてきた。
袋を破いてむき出したチョコを、口元に持ってくるおついちさん。
んあ？ 食べろってことか？
ハムっと咥えてモシャモシャ。
ん？ またもう一本？
パクっとモシャモシャ。
「なぁにしてんのかね。この人は」
「餌付け」
「うちの末っ子に餌付けしないでもらえますかね」
「いやー兄者さん、コレやみつきになるから。妹ちゃんちょーだいよ」
なーんか不穏なこと言ってるけど、チョコうまし。
「ちょっと！？ おついちさんそこ変われ」
「や〜だよ」
「お前もおまえだ。いつまで食ってんだ」
ーーあた、頭こづかれた。
ぶーぶー暴力はんたーい。
でも口の中チョコでパンパンだから喋れないんだなコレが。
とりあえず、最後の一本をパックンチョさせてもらいます。
そして休憩明け。
目の前に洞窟が！！
入れってか、ここは入れってか！！
「さ、入ろうか」
「安心ていいぞ、しっかり後ろから撮っとくから」
「妹ちゃんレリゴー」
クッ、鬼しかいない。
ここで止まっていても、グダる。リスナーさんに悪い。
刀が欲しいなら行かねばならぬ。
【逝ってきます！！】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
chie☆(プロフ) - unknownさん» レスありがとうございます！のんびりと楽しみに更新を楽しみにお待ちしておりますね♪ (2018年11月16日 18時) (
レス) id: 04354e8005 (このIDを非表示/違反報告)
unknown(プロフ) - chie☆さん» chie☆様コメントありがとうございます！ちょっとちぐはぐな彼女らをよろしくお願いしますｖ (2018年11月16日 7時) (レス) id: 327001836d (このIDを非表示/違反報告)
chie☆(プロフ) - 仲直りするシーン、泣けちゃう。お話の展開も他の方には無い感じやし♪サクサク更新有り難き！ (2018年11月16日 6時) (レス) id: 04354e8005 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：unknown | 作成日時：2018年11月8日 19時
