クソみたいな１週間 (ページ4)

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　月経はまず排卵から始まります。
　女性の子宮は左右に卵巣というものが付いていて、ここから１ヶ月に１回、左右どちらかの卵巣から１つだけ卵子が出ます。これが排卵です。先月左の卵巣から排卵した場合、今月の排卵は右の卵巣からになります。
　排卵は月経の約２週間前に行われます。痛みなどは伴わず、月経が起きた日から逆算して大体の日を導き出すしかないです。気がついたら排卵しています。逆に言えば、排卵から約２週間後に月経が来る、ということです。

　そうして放出された卵子は、卵管を通り、子宮内へやってきます。そこに精子がいる場合、その中の１つと結合して受精卵になり、子宮内に着床します。そこから細胞分裂を起こして胚になり、やがて人の形を作っていくわけですが、未成年たる皆さんの子宮に精子が入り込むことはまずないでしょう。私もないです。
　受精せずに子宮の中へ来てしまった卵子はどうなるのか？ 24時間後に退化してしまいます。
　この時子宮は卵子を受け止めるために、内部に子宮内膜というクッションのようなものを形成します。しかしこの膜が役に立つのは受精卵が着床した時のみで、ただの卵子だった場合はクソの役にも立ちません。ゴミになります。
　卵子が退化し、受け止めるものが無くなった子宮内膜は、自身を維持するためのホルモンが減少して、やがて剥がれ落ち血液と共に体外へ排出されます。これが月経なのです。

　この時排出された子宮内膜を「おりもの」または「こしけ」といい、血液を「経血」といいます。CMで聞く人もいるかもしれませんね。
　ここまで文章を読んで、何かふと気付くものはありませんか？
　血液と共に体外へ排出される。つまりこれって、出血じゃないですか？
　子宮は内臓の１つです。ということは、内臓から直に、しかも流れ出るほど大量に出血しているのでは！？
　……と。

　そうです。ですから女性は、時に貧血になったりします。だからレバーを食えとか言われたり、積極的に食べたりしているんです。
　ここまでが月経の仕組みと流れになります。