勘違い其の1 ページ2
.
『織田作。聞いて』
「何だ?」
私はポートマフィアの下級構成員
そして、同じ立場の友人は、この男──織田作之助。太宰幹部の友人である
『太宰幹部がね』
「嗚呼」
因みに彼は、私が太宰幹部を慕っているのを知っている。こんな恋バナをしているが、現在進行形で不発弾の処理をしている
『男が好きなんだって』
すると突然、横に居た筈の織田作が綺麗に吹っ飛んだ
『え、ちょ!織田作!?』
急いで織田作に駆け寄ると、何時もさほど変わらない表情だった。が、
「今の話、本当か?」
『そうだよ。ビックリじゃない?』
「そうだな。太宰そっちだったのか」
『そっちだったよ…』
なんて言い乍ら、織田作に手を差し伸べるとその手を握り織田作は立ち上がった
相当驚いたようだ。顔には出てないが
「じゃあAは落ち込んでるのか?」
『落ち込む?まさか』
私の本題はこれだ。満面の笑み添えて、スーツの中から黒髪のウィッグを取り出した
織田作は何も言わずに其れを見ている
『これで男になる!』
ドンッと自慢げに掲げた。さっきの休憩時にこっそり買ってきたのだ
「そうか。頑張れよ」
『おうよ!』
男装は私にとって寧ろ有利だ。小柄な所は中原さんと似ているし、胸が無い…女性にとっては難点だが、仕事上無いほうがいい。うん、そうだ
話が逸れた。胸が無いお陰で、ちゃっかり男性として見える
更衣室で着替えて、鏡の自分を見るとなかなか様になっていた。織田作も、「女に見えない」と断言してくれた
『よしっ!始めるぞ』
「それはいいが、油断すると吹っ飛ぶぞ」
『え?って待っ_____』
.
203人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
龍白ナイト(プロフ) - あさぎさん» はい!次回作も頑張ってください! (2018年7月27日 23時) (レス) id: f6793e9fc3 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - 龍白ナイトさん» わぁぁぁなんてありがたいお言葉(´;ω;`) わざわざ友達にも紹介してくれるなんて…() 次回作でまた会えることを楽しみにしています´ω`* (2018年7月26日 11時) (レス) id: 6de4597e1c (このIDを非表示/違反報告)
龍白ナイト(プロフ) - 初めまして、龍白ナイトと申します。完結お疲れ様です!毎回楽しく拝見させて頂いていました。特に、織田作さんの天然ぶりが面白く、ホッコリしました。あまりにも面白かっので、勝手ながら友達に紹介させて頂きます。新作も見ます!これからも、頑張ってください! (2018年7月25日 23時) (レス) id: f6793e9fc3 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - あさぎさん» 新作見たで〜 即吹いたwww (2018年7月24日 22時) (レス) id: aa81118cef (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - アリスさん» いやアリスちゃんもほんと毎回ありがとうっ (2018年7月24日 21時) (レス) id: 6de4597e1c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あさぎ | 作成日時:2018年7月12日 20時