Four ページ6
木村side
─────
？「────！…───てくだ、い！」
起きてください！
不意に聞こえた声。
しばらく目をつぶったまま、その言葉の意味を理解出来ずにいると、
今度は、
？「起きてください！」
という先ほどの言葉と一緒に、肩を揺すられるような感覚を受け取った。
まだ、ふわふわとした頭で考えながら、目を開ける。
木村「ん、っ……？」
ボヤけた視界の先に誰かがいる事だけは認識した。
木村「……ん？」
どういう状況なのか理解できなくて、何を言ったらいいのかも分からない、そんな時。
？「あの、ここ終点何ですけど大丈夫ですか？」
と、ゆっくりとした口調で声をかけられる。
そして、その時始めて、
“終点”
という言葉を耳にして、一気にハッと意識が戻った。
「あ、すみません！起こしてくれたんですね。」
やっと状況をのみ込めた俺は、その女の人に1つ質問を投げかける。
「えっと……ここが何駅か分かりますか？」
すると、彼女は、また優しい声で、
○○駅ですよ、と応えてくれた。
「○○駅……。」
あまり聞きなれない名前に、少し不安が募る。
でも、見ず知らずの彼女に助けられたことに対して感謝の気持ちが多くて…
「あ、ありがとうございました！なんとお礼を言ったらいいか…。」
俺の言葉を聞いた彼女は、
「いえ、気にしないで下さい。お疲れの様でしたから、もしかしたら乗り過ごしたんじゃないかと思って…。」
と言った。
確かにその通りだな、と思った俺は正直に
「お恥ずかしながら…。」
と返す。
その時…
？？「あのー。申し訳ございませんが、そろそろこの駅を出ますので…。」
という声がして、車掌さんが見回りに来た。
？「あ、すみません！すぐに出ますね。」
彼女は、車掌さんにそう言い、
俺が席を立つのを待ってから車両を後にした。
・
・
・
この時俺は、彼女の後ろ姿を見て、素敵な人なんだろうな…
と、ぼんやり考えていた。
ふわっと風に乗って躍る、綺麗なその髪を追うように、俺の視線は既に彼女に釘付けだった。
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Sky(プロフ) - hさん» 初コメありがとうございます！嬉しいです！これからも頑張りますので、よろしくお願いします！！本当にありがとうございました！ (2018年4月6日 20時) (
レス) id: 4b7fd3f8d2 (このIDを非表示/違反報告)
h - 初コメです凄く楽しかったですこれからも頑張ってください楽しみにしています (2018年4月6日 18時) (レス) id: 8a1cd5ab5f (このIDを非表示/違反報告)
Sky(プロフ) - りささん» 返信、遅くなってすみません！はじめまして。読んでいただき、ありがとうございます！！りささんの小説も是非、読ませてもらいたいです！ (2017年11月13日 5時) (レス) id: 4b7fd3f8d2 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 初めまして！小説読ませてもらいました！うちも占ツクではないのですが、趣味で小説やっているのでよかったら読んでもらいたいです！ (2017年11月4日 16時) (レス) id: f38897df08 (このIDを非表示/違反報告)
Sky(プロフ) - 灯月さん» はじめまして。コメントありがとうございます！とても嬉しい気持ちでいっぱいです！本当に私の力になります…！更新頑張りますね！ (2017年11月3日 19時) (レス) id: 4b7fd3f8d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sky | 作成日時：2017年8月26日 23時
