Sixteen ページ18
扉に背を預けたまま、10秒ほど放心状態になっていた。
しかし、パッと見た時計の時刻を見て、すぐにお風呂の準備を始めた。
それから、木村さんの寝る場所をどうするか、をしばらく考えてみることにした。
そして、和室の押し入れの中に布団一式をしまっていたことを思い出した。
この部屋は、もともとVIPルームになる予定だったと星野さんから聞いていた。
そのため、今私が寝室として使っている部屋には、キングサイズのベッドがある。
しかし、ここに住むことを決めた時、私にはもったいないと無理を言って、星野さんに床に敷くタイプの布団一式を買っていただいた。
ただ、一度このキングサイズのベッドで眠ると、その広さと心地よさに負けて、結局贅沢をしてしまう結果になったのだった。
ようやく今日、その時に買っていただいていた布団一式の出番がやって来たようだ。
和室の真ん中に布団を敷いて、枕を置き、掛布団を広げる。
いつの間にこの贅沢な暮らしに慣れてしまったのか、ベッドで寝ることに慣れてしまったのか、はたまたそのどちらもか…。
久しぶりに見るその布団に少し笑みがこぼれた。
ここに住んでいる間、ずっと避けてきたこの和室。
でも、今ここには私しかいなくて、近くにはいつも親のような星野さんがいてくれる。
それに、今日は自分と同じ場所に男性を泊めるという、大きな大きな一歩を踏み出そうとしている。
こんなこと、昨日まで、何なら、つい電車を降りる前まで考えもしなかった。
私は、少しずつ過去の自分とお別れできている気がして、嬉しくなった。
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Sky(プロフ) - hさん» 初コメありがとうございます！嬉しいです！これからも頑張りますので、よろしくお願いします！！本当にありがとうございました！ (2018年4月6日 20時) (
レス) id: 4b7fd3f8d2 (このIDを非表示/違反報告)
h - 初コメです凄く楽しかったですこれからも頑張ってください楽しみにしています (2018年4月6日 18時) (レス) id: 8a1cd5ab5f (このIDを非表示/違反報告)
Sky(プロフ) - りささん» 返信、遅くなってすみません！はじめまして。読んでいただき、ありがとうございます！！りささんの小説も是非、読ませてもらいたいです！ (2017年11月13日 5時) (レス) id: 4b7fd3f8d2 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 初めまして！小説読ませてもらいました！うちも占ツクではないのですが、趣味で小説やっているのでよかったら読んでもらいたいです！ (2017年11月4日 16時) (レス) id: f38897df08 (このIDを非表示/違反報告)
Sky(プロフ) - 灯月さん» はじめまして。コメントありがとうございます！とても嬉しい気持ちでいっぱいです！本当に私の力になります…！更新頑張りますね！ (2017年11月3日 19時) (レス) id: 4b7fd3f8d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sky | 作成日時：2017年8月26日 23時
