デートなの ページ40
備前「うわぁ！異人さんがいっぱい。」
「はいはい。離れないで。」
目をキラキラと輝かせる備前の腕を
しっかりと掴む。
大体は買えたけど やっぱり前日は人が多い…。
「ってあれ？近景！？」
人混みに酔かけた隙にいつの間にか備前が
消えてしまった。
こんな場所で迷子はまずい！
必死に探すが人混みに負け少し広めの
人が少ない広間へ流された。
「はぁ。どこ行ったのよ、近景。」
途方に暮れる審神者の肩をぽんぽんと誰かが
叩いた。
「近か」
「ねぇ１人？俺達と遊ばない？」
oh…。
チャラい男二人に声をかけられる審神者は
瞬時に覚った。
これ知ってる。ナンパだ。
「ひ、１人じゃないです。」
「えー？でも今１人だよね。」
「暇してんでしょ。遊ぼうよ。」
どうしよう。ナンパなんて人生初めてだから
どう対処すればいいか分かんないよ〜。
ていうかなんで私なんだよ。
もっと可愛い子いるだろ！
遊ぼうよ、とかなんで言う人によってこうも
違うんだろ。近景なら何億倍も…。
「良い所知ってるんだ。一緒に行こうよ。」
男の声でハッと我に返る。
「結構です。ここで待ってる人いるんで。」
「なになに？彼氏？？」
「違います！友達です。」
「なら良いじゃん。行こうよ。」
何が良いんだよ！
しつこい男達にパニックが苛立ちに変わった
その時、
備前「あーるじさん！何してるの。」
「近景！」
突然の近景(美女)の登場に安心する審神者と
固まる男達。
備前「主さんの友達？」
「ち、違うよ！この人達は」
備前「じゃあ行こっ。」
その場を去ろうとした備前に男達が止める。
「美人な友達も一緒に遊ぼうよ！」
「ちょっ！」
強引に審神者の腕を掴む。
備前は後ろから審神者に抱きつくと自分の方に
寄せ審神者の頭に優しく顎をのせた。
備前「私の。」
初めて聞いた備前の低い声。
顔は見えないけど男達の表情で分かった。
備前「今日は主さんを一人占めなの。
邪魔しないで。」
「「は、はい。すみませんでした。」」
そそくさと男達が逃げる。
頭の上で備前が満足げに笑うのが分かった。
備前「主さん。」
「…なに。」
備前「なんでこっち見てくれないの？
私、何か悪いことでもしちゃった？？」
「え！？あ、その…帰るよ！」
備前「はーい………主さん顔真っ赤だよ！
大丈夫？風邪！？」
「い、いいから帰るよ。ばか！」
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ロト(プロフ) - たぬきねこさん» ありがとうございます！ダラダラとですが更新頑張っていきます！ (2018年3月10日 16時) (
レス) id: b951fa5b4a (このIDを非表示/違反報告)
たぬきねこ - グルメ番組かよで不覚にも笑った頑張って下さい！ (2018年3月10日 16時) (レス) id: a2c5151ef6 (このIDを非表示/違反報告)
ロト(プロフ) - ニガウリさん» ありがとうございます！ゆるゆる更新頑張っていきたいと思います。 (2018年2月11日 10時) (レス) id: b951fa5b4a (このIDを非表示/違反報告)
ニガウリ(プロフ) - 私も、明智さん好きだから、この作品大好きです!!更新頑張って下さい(*ゝω・*)ノ (2018年2月11日 10時) (レス) id: da81750a6d (このIDを非表示/違反報告)
ロト(プロフ) - 黒狐コハクさん» 読んで下さっただけでなくコメントまで…ありがとうございます！ (2018年1月9日 19時) (レス) id: b951fa5b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロト | 作成日時：2017年12月25日 13時
