恋色。《青》 (ページ5)

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青 side

｢ね、今こっち見たよ！｣

｢目合ったよね！｣ｷｬｰ

・

今日から1週間、部の勧誘期間のために

レッスン場に見学者が集まる。

と言っても

女子の野次馬ばかりで、

・

深｢うお～、可愛い子いっぱいだな｣

佐｢気分上がるよね～♪｣

深｢だよな！佐久間どの子タイプ？｣

佐｢え～、俺はねぇ…｣

・

始まったよ

休憩中に可愛い子探す恒例のやつ。

懲りねぇなコイツら、

・

深｢翔太引いた顔すんなよ～｣

渡｢するだろ、キモいな。｣

佐｢こんだけ居れば翔太のタイプもいるよ！｣

渡｢いねぇよ、！｣

・

いるわけない。

だって

あいつ知らねぇんだもん。

・

俺が推薦で入って、

入学前からこのダンス部にいること。

・

渡｢( 何で今更気づくんだろ。)｣

・

告白された時は気づかなかった、

あいつへの気持ちに。

素直になれないまま、卒業して…

けど

また会えたら

渡｢( 頑張るしかねぇ。)｣

・

そう思ったら、ぶつかりに行ってたな俺。笑

・

もっといい再会の仕方あっただろ。

わざとなのバレたし、

隣にいた女に。

｢あー！Aにわざとぶつかった男！！！｣

そうそう

こんな感じでうるさくて、

声も似てん…

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渡｢え？｣

・

『ちょ、雫いいってば…！』

・

渡｢…｣

・

・

いたし…。