ヘタレくん . (ページ15)

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と「まじで助かった！！」

麗「本当に神すぎる」

20点満点のテストで二人とも15点以上とれていた。二人は顔の前で手を合わせて崇めてくるから小っ恥ずかしい。

て「俺もしばゆーのおかげでとれたわ」

り「 Aとしばゆーって頭良いんだね」

柴田も照れる時の独特の表情をしてて私たち今日少し似てる。

麗亜がチョコブラウニーとジュースを私の前に差し出してきた。

麗「教えて貰ったお礼。」

『え、良かったのに笑』

麗「そう？じゃあ返してもらう」

大きく口を開ける麗亜の口に手を当ててもらうもらう！！と言って鞄にしまった。

と「俺なんも出来とらんから昼奢るわ」

『あ、私お弁当持ってきてる笑』

見せようと鞄を開けると明らかに凹んだ鞄。財布を見ると数枚の10円玉のみ。昨日柴田にお見舞い買ったからだ…。

『最悪…、お弁当忘れた、』

と「まじ？超タイミング良くね？笑」

『頼んでもよろしいでしょうか、としみつ様。』

としみつを拝むと、よかろうと言葉が返ってくる。え、これ立場逆転してない？

麗「食堂で弁当食うやついる？笑」

柴田が小さく手を挙げる。

柴「 Aも弁当だから合わせたのにさあ…、」

『作ってるのは柴田ママでしょ笑』

いじける柴田を横目にとしみつに感謝しながらうどんを食べた。
私が食べ終わると、小栁津くんとりょうくんがやっと戻ってきて大きい丼を抱えてた。早食い対決をするらしく、こっそりりょうくんに懸けとく。

前でとしみつが食べ終わったのを見計らって話しかける。

『ご馳走様でした、笑』

と「そんくらいいいわ笑」

『あ、昨日LINE送ろうと思ったのに忘れた。ごめん。』

と「そもそもLINE交換してなくね？」

LINEを開いて友達の欄を見るととしみつが居なかった。小栁津くんとりょうくんとは自然な流れで交換してたから、としみつともしてると勘違いしてた。

『ほんとだ、交換しよ』

と「ん」

この大きい食堂の中でふるふるを使うという無謀な作戦にも出れず、QRコードを読み取る。

交換も出来たところでチャイムが鳴ったので急いで教室に戻ろうとすると、小栁津くんがまだ食堂で食べていたけど皆見放していたので私もそのまま戻る

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