プロローグ ページ1
母さん？
父さん？
どうして。
焔人に。
お姉ちゃんは
私を庇ったせいで。
私は頭が追いつかないまま燃える火をぼーっと見て、
そのまま、立ち尽くしてた。
私も母さん達のところに。
｢死にてぇのか！！
気を確かに持て！
｣
A…｢私もみんなのとこに。｣
｢お前が生きなきゃお前らの家族は何のためにお前を守った？
行くぞ。｣
とっても強引な人だった。
なんで私なんかのとこに。
火消しの人か。
｢紺炉。応急処置だけたのめるか。
少し怪我をしてるだけだ。｣
紺炉…｢A。良かった。生きてて。
｣
A…｢紺炉さん…私なんか死ねば良かった。母さん達の方が生きてる価値あるのに。
｣
｢お前の両親は俺が鎮魂する。
だから安心しろ。
それに間違えても死ねば良かったと言うな。
お前は救われたんだ。
お前の家族はお前が大切で、
愛してたんだ。
あと、泣きたい時は泣けばいい。
｣
紺炉…｢A、紅の言う通りだ。
生きるんだ。家族のために。
｣
｢……
うわーーん！泣泣
母さん
父さん
お姉ちゃん
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい｣
紺炉…｢A辛いだろうが俺達もいる。
いつでも頼れ。
今はとにかく避難しろ。街が危ない。
｣
A…｢分かりました。
あのお名前は。｣
｢新門 紅丸｣
A…｢新門さん、紺炉さんありがとうございます。｣
火消しの仲間…｢嬢ちゃんこっちだ。｣
A…｢はい！｣
あの後、私は皇国の親戚に引き取られ、
浅草に戻ることはなかった。
あの日から
私にも火の能力があることを知った。
あの後散々ツラい目にあったけど、私はもう逃げない。
私も新門さんや紺炉さんみたいな
消防隊になる。
はじめてできた私のゆめ。
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琥珀 - 続き待ってます。頑張って下さい。応援してます。 (2020年11月6日 19時) (
レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
ジェラ - 面白いです！更新頑張ってください (2020年10月5日 16時) (レス) id: 57a8ad7f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あん | 作成日時：2020年9月27日 8時
