Vincero 2 (ページ16)

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Skate 63 ページ16

準備は着々と進んだ
そしてついに明日出発となった

リンク練習は終えて、昌磨からの大事な話を聞いた

少し期待してもよかった
何を言われ用が言葉は決まってる。

昌磨)Aはさ。ゆづ君の事好きなの？

なんでゆづ君なんだろう。

A)友達関係としては好きだけど。けど、先輩って存在だからな。それで話って？

すこし黙り込んだ昌磨を覗いてた
バッと顔を上げた時が凄くびっくりした

昌磨)A。ずっとAの事が。、す。

バッ

樋口)A！昌磨！そろそろ帰ってね～ってあれ。昌磨どうしたの？

手を頭について、足をバタバタしてた

A)少し話してて。で、私の事がなんだっけ？

昌磨は眉を下に寄せて、おでこをピンとしてきた

A)いて。

昌磨)Aの事がす、凄いスケート選手だと思ったの。だから、カナダで強くなって帰ってきてって話。

期待はずれかな。何考えてるんだ。私

A)だ、大事な話って聞いてなんだと思ったら。改まって言われるとすごく怖かった、

昌磨)僕も大会がんばるし、Aも。

A)3ヶ月だと合宿のものでしょ！あっという間だよ！

私達は立ちあがって外に出た

────────────────
昌磨side

3ヶ月間はゆづ君といるんだ。
そう考えるとモヤモヤしてなんか嫌だ

そうだ。嫌だ。

自分の気持ちを伝えないままそんな気持ちもってるなんて。かっこ悪いことを言う俺だ。

「ゆづ君の事好きなの？」

聞いてしまった。Aは「友達関係」の言葉を吐いた

それなら言える、

「Aの事が、す」

その時、タイミング悪く美穂子先生が飛び出した

なんかここでもかっこ悪いし。。

言えないのか。

Aはさっきの話を聞きたいらしくて。
でもコーチいるし。話をすり替えた

まだ焦らなくていいかな。
帰ってきて大会に望んで慣れてきたらで。