◯空とさくら ページ2
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小山「 おはよ、A。 」
いつもと変わらない、優しい笑顔で迎えてくれる
慶ちゃん。
「 おはよ、 」
それに寝ぼけて答える私。
そんな何気ない1日も、高2になった私たちには、
日課みたいなもの。
小山「 クラス替え、同じクラスになれるといいね。 」
相変わらず優しい言葉と笑顔が似合う。
慶ちゃんを見てると、少しおばあちゃんを思い出す。
「 んー、なれるでしょ。こんなに一緒にいるんだから。 」
自信満々でいう私には、理由があった。
小中と同じクラス。そして去年も同じ。
そしたら、同じクラスになるしかないでしょ。
なんて、根拠もない自信がある。
小山「 はは、相変わらずだね。 」
目を細くして笑う慶ちゃんの横顔を見ると、
少し緊張してた気持ちがほぐれていく気がした。
小山「 あ、さくら〜 」
慶ちゃんの目線が私から上に移動した。
私も同じように上を見る。
「 綺麗、 」
空とさくらがコラボしてる。
空は、快晴。
おばあちゃん、笑ってる。
おばあちゃんの好きだったさくらの花びらを
近くでみれたからかな。
なんてね。
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作者名:うめぼし | 作成日時:2018年7月15日 16時