吉沢亮に愛されて-3- (ページ9)

今日:46 hit、昨日:53 hit、合計:51,991 hit

86 ページ9

アナウンサー「実はそんな吉沢さんにある方からお手紙を頂いてまして…」

吉沢「えっ…誰だろう…」

アナウンサー「代わりに私が代読いたします」

俺は台本に無かった内容に驚いていると、アナウンサーさんによる手紙の代読が始まった。

アナウンサー「それでは読ませて頂きます。
『皆様、お久しぶりです。内田Aです。この度は大河ドラマの長期撮影お疲れ様でした。監督をはじめ、共演者の皆様、スタッフ関係者の皆様、主人が大変お世話になりました。
　亮君、大河ドラマの撮影お疲れ様です。私もこの1年ドラマの1ファンとして毎週放送を楽しみにしていました。その楽しみが明日で終わってしまうと思うと寂しいです。明日は必ずリアルタイム鑑賞を約束いたします。本当に長い間お疲れ様でした。』
お手紙は以上になります」

と、アナウンサーさんが読み終えた時俺は目から溢れる涙を堪えるのに必死だった。

共演者の方からの手紙かなと思ったけれど、まさかのAからとは…

そんな事を考えていると

アナウンサー「吉沢さん、奥様からのお手紙いかがですか？」

と、感想を求められ必死に言葉を探した。

吉沢「いや、驚きました‼︎危ねぇ〜俺泣くかと思いました」

アナウンサー「色々込み上げてくる思いがあったと思いますが…」

吉沢「そうですね。この撮影期間妻には本当に支えてもらうことばかりだったので、感謝の気持ちでいっぱいになりました」

監督「本当いい奥さんなんだよ。小さな赤ちゃん抱えながら、ほとんど毎日現場に挨拶に来てるれるし、差し入れとかも準備してくれるんだけど絶対吉沢君の名前で入れてて、内助の功ってやつかな〜。他の役者さんともいい奥さんって評判だったよ」

吉沢「今頃テレビの前で妻が喜んでると思います笑。そう言って頂いてありがとうございます」

アナウンサー「いいお話で盛り上がっているんですが、番組がそろそろ終わりになります。それでは最後に吉沢さん番宣をお願いします」

吉沢「はい！大河ドラマ青天を衝けがいよいよ明日最終回になります。渋沢栄一の人生を最後まで演じる事が出来たと思っていますので、ぜひ皆様ご覧ください」

アナウンサー「本日のゲストは吉沢亮さんと監督にお越しいただきました。ありがとうございました」

こうして特番の収録は終わりを迎え、スタッフの皆さんに挨拶をして楽屋へ向かった。