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中国へ来て3ヶ月が経とうとしていた。
先日俺は撮影を無事終了させ、帰国までの2日間を家族でゆっくり過ごす事にした。
日本の外で過ごすには俺とAの仕事上中々難しい。
しかし、海外となれば日本ほど知名度はないからゆっくり過ごせるだろう。
そう思い俺達は観光地巡りをして公園で一息ついていた。
璃子「パパ〜‼︎ママ〜‼︎」
そう呼びながら公園の遊具で遊ぶ璃子の姿。
吉沢「怪我しないようにするんだぞ〜」
A「ふふ、璃子の生き生きしてる姿見れて幸せだね」
吉沢「そうだな。家族みんなでこうやって外で過ごせるなんて思ってなかった」
A「うん。璃子には窮屈な生活をさせて申し訳ないなって思っちゃう…」
吉沢「…」
お互いの仕事のせいで恵まれている事もあればそうじゃない事がある事は分かっていた。
それが自分達だけにくるならまだしも、子供達まで影響するとなると少し考えさせられるものがある。
そんな事を考えながら2人で黙っていると
璃子「パパ‼︎」
そう呼びながら璃子は私達の元へ駆け寄ってきた。
吉沢「どうした？」
璃子「やっぱりぬいぐるみいらない。赤ちゃん欲しい‼︎」
吉沢「えっ⁉︎」
A「‼︎」
吉沢「お姉ちゃんになりたいってことか？」
璃子「うん‼︎あんな風に‼︎」
そう言って指差す先には、この辺の人なのか兄弟仲良く遊んでる姿。
いつも1人遊びが当たり前の璃子には、その和気藹々とした風景が憧れになったのだろう。
吉沢「そっか〜赤ちゃんか〜。璃子はお姉ちゃんになりたいんだな〜」
璃子「パパお願い‼︎赤ちゃんいい？」
吉沢「えっ？」
大人の事情を何も知らない璃子にそんな事をお願いされ困りながら目の前のAの顔を見ると、真っ赤にして恥ずかしそうな様子で話を聞いていた。
そんな様子についつい意地悪したくなる俺は
吉沢「ママに聞いて？」
と、一言返した。
するとすぐ様Aの方を向き、赤ちゃんが欲しい事を懇願してる璃子にAはあたふたしながら
A「みんなでお願いしたら赤ちゃんきてくれるかもね？」
と、微笑み俺の方をチラッと見たのだった。
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作者名：AI | 作成日時：2023年7月7日 13時
