吉沢亮に愛されて-3- (ページ14)

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亮君が中国へ旅立って1ヶ月。

撮影は順調に進んでいるらしく、これまでの撮影史上1番スケールが大きいと亮君自身楽しみながら仕事をしてる様子だった。

楽しめていて良かったと安堵の気持ちと共に、早く会いたいという気持ちが同時に湧いてきて気づいたら目の前の璃子を抱きしめていた。

璃子「ママ？」

そう呼ばれてハッとした私は

A「ごめんごめん、遊んでたよね。パパがお仕事頑張ってるよ〜だって‼︎」

そう言いながら、亮君から送られてきた写真を見せると

璃子「パパ‼︎」

と、笑顔を見せ喜んでいる様子の璃子。

璃子「パパともしもしする‼︎」
【もしもし＝電話やテレビ電話】

そう言い出した璃子に今日の夜電話をする事を約束して、いつものように過ごしたのだった。

それから数日が経ち、亮君からの連絡や電話の頻度が徐々に少なくなってきた。

本人曰くトラブルで撮影が押してて、中々プライベートの時間を取れないみたい。

パパっ子の璃子は電話が出来なくなることが多くなるにつれ、「パパに会いたい」と泣き出す事が増えた。

色々目移りするようおもちゃを買ってあげたり、外に出て公園に連れて行ったりするが、お家に戻る度に泣き出してしまう。

前まではある程度泣くとピタッと泣き止む事が殆どだったが、今は中々泣き止まず私が抱っこをしていないと泣き出す程情緒不安定になっていたのだった。