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episode88 ページ44

佐野「こんな場で冗談なんて言わねぇよ。クビだ」


半間「おいおい待てよマイキー。稀咲がクビなら当然俺も東卍を出る。つまりよぉ東卍総勢450人のうち元メビウス50人、元バルハラ300人が全て抜ける。そしたら東卍は100人に萎んじまうんだぜ?それでもいいのか?」



確かに、半間の言う通り一気に東卍の勢力が落ちてしまう…



半分以下にもなると流石にやばいんじゃねぇ?



俺はやり取りを聞きながらそんな事を考えていた。



佐野「構わねぇ。そもそも東卍はでかくなりすぎた」



半間「あ?」



稀咲「でかくなりすぎた?何言ってんだよマイキー⁉︎それが東卍の目的だろ⁉︎」



佐野「なら、聖夜決戦を消しかけたのも東卍をでかくする為か?」



稀咲「‼︎」



A「‼︎」



マイキー君の言葉に稀咲だけでなくAちゃんも大きく反応した。



佐野「タケミっち達をけしかけ、大寿を殺させる為に柚葉にナイフを渡した。三ツ谷と千冬から全部聞いた」



松野「まぁこんな事で稀咲を追い出せるとは思ってない。証拠は何もねぇからな。どういう屁理屈でくるか見ものだな」



そう話す千冬からまた視線を変えてマイキー君達のやりとりに耳を傾けた。



佐野「東卍をデカくする為お前の汚ねぇやり口に今まで目を瞑ってきた。それも終わりだ」



稀咲「ハァ…ハァ…」



武道「…」



稀咲「違う‼︎マイキーは弱ってた。大寿は東卍を脅かす存在だ。俺はアンタの為に動いたんだ‼︎」



そう言いながら一歩一歩前に進む稀咲の前に



龍宮寺「オイ‼︎誰が前に出ていいっつったよ?」



と、ドラケン君が防御した。



しかし、それに対して更に反応を見せた半間。



半間「稀咲の話を聞けやコラ」



そう言いながらドラケン君目掛けて拳を振るった。



龍宮寺「テメェ」



ドラケン君はその拳をなんとか腕で止めたものの、稀咲を止める事はできずマイキー君とAちゃんのいる所まで歩みを進めていた。

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作者名:AI | 作成日時:2022年8月20日 16時

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