【東リベ】l'amour c'est 《season2》 (ページ42)

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episode86 ページ42

龍宮寺「二人目は乾‼︎前へ」

ドラケン君の叫んだ呼び名に俺は冷や汗をかいた。

乾って黒龍のアイツだ…

そう考えながら目の前の乾の話に耳を傾けた。

乾「十一代目黒龍乾青宗だ」

九井「同じく九井一だ」

九井「十代目黒龍は東卍に負けた。総長である柴大寿は引退。俺らは十一代目として黒龍を継いだ」

乾「…そしてマイキーと話し合った結果、東卍の傘下に降る事にした‼︎」

花垣「え⁉︎」

佐野「黒龍は壱番隊…つまり花垣武道の下につく」

ドクン…ドクン…

花垣「えぇぇぇぇぇ‼︎」

佐野「いいな⁉︎タケミっち」

武道「あ…あぁ」

俺は今の状況を整理できずマイキー君の問いかけには、情けない返事しか返せなかった。

黒龍が俺の下につく…⁉︎

なんで⁉︎

それは一体誰の判断なんだ⁉︎

そんな疑問で頭がいっぱいになっていると、後ろから千冬の舌打ちが聞こえてきて俺と同じ気持ちなんだと分かった。

そして、俺達の2人の様子を見て異変を感じたのか

A「東卍に降るなら武道君の下につきたい。それが黒龍の意志だそうよ？」

と、マイキー君達の横からAちゃんが話してくれた。

松野「100%裏があるな…」

俺は千冬の一言を聞いて警戒を強めた。

九井「よろしくな隊長‼︎」

乾「…いきなり信じろとは言わねぇ。力が必要な時は言え。手を貸す」

そして、2人の挨拶を聞き終わり黒龍を迎え入れる事に合意したのだった。