検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:39,341 hit

episode79 ページ35

佐野「三ツ谷が走った方向こっちだよな?」



龍宮寺「あぁ」



私達は三ツ谷君のインパルスの音がした方向に向かっていて、どこにいるのか探している最中だ。



すると前方から大量のバイクの音が聞こえてきて、ある建物が目に入ってきた。




A「ん?教会?」



龍宮寺「ここだな」



教会の目の前でバイクを停めマイキーを先頭に敷地内に入ると、目の前には100人はいるであろう黒龍の姿。



そして私達の足音に気づいたメンバーは一斉にこちらを振り向き、怒りの表情を向けた。



佐野「ケンチン」



龍宮寺「あぁ?」



佐野「ここを頼む」



龍宮寺「フッ了解」



佐野「A行くぞ」



A「うん…」



そう返事をしてマイキーのすぐ後を追った。



しかし黒龍はそう簡単には道を開けてくれる筈はなく、マイキーに向かって暴言を吐き戦闘モードに入っている。



黒龍メンバーA「おい‼︎東卍じゃねぇか。女もいるぞ〜。お前ら行くぞぉぉぉ‼︎」


黒龍メンバー一同「うおぉぉぉぉ‼︎」



そう叫びながら私とマイキーに向かってくる。



佐野「……」



ドスっ‼︎ドスっ‼︎



目の前の敵を無言のまま一撃で倒していくマイキーの姿。



私は怯えながら必死にマイキーの側を離れなかった。



すると、その様子に気づいたのかぎゅっと私の手を握ってくれるマイキー。



その手の温もりのあまりの安心感に不安な気持ちが一瞬にして消えさり、気づいた時には教会の入り口まで辿り着いていた。

episode80→←episode78



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
159人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:AI | 作成日時:2022年8月20日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。