episode57 ページ12
それから決戦までの数日間俺は色んな事を考えた。
場地の事は勿論、一虎の事やAの事もだ。
ドラケンはバブに乗って兄貴と語って来いって言ってくれたけど、正直答えはみつかんねぇまま。
そして決戦前日の今日を迎えた。
俺は急にAの顔を見たくなって小さい頃場地とよく遊んだ公園に呼び出した。
Aと最後にあったのは兄貴の命日の日。
あれ以来連絡もそんなに取ってなかったから、Aどんな顔して来るかな
不安げな顔なんだろうなぁそう思いながら夕日を見上げて待っていた。
A「マイキー」
ジャングルジムに登っている俺を呼ぶAの声が聞こえてきた。
俺はAの表情が気になって一瞬振り向くと、そこには不安げな様子は感じられないほどいつもの笑顔のAが立っていて、その顔を見たら心の本音を聞いて欲しくなってAに話し始めた。
佐野「ガキの頃よくこのジャングルジムで場地とあそんだんだ」
A「そうなんだ」
佐野「喧嘩ばっかしてたっけ?なのにすぐ仲直りしてさ」
A「ふふ、2人らしい」
佐野「今度は本当にモメちゃうんだな」
A「…」
佐野「タケミっちと千冬が場地に何回も説得に行ってくれたんだけどさ、あいつ引かねぇみたいなんだ」
A「うん」
佐野「…場地は東卍を裏切った。明日は決戦。東卍の連中は戦闘モードだ」
A「…」
佐野「もう腹くくったよ」
俺はAに自分の覚悟を伝えた。
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作者名:AI | 作成日時:2022年8月20日 16時