37 ページ37
亮くんが来ると電話があって1時間待っているが一向に来る気配がない。
荷物取るだけだし先に終わらせておこうかな…
そう思ってマンションの部屋に向かった私。
鍵を開け部屋に入り灯をつけると
A「えっ……」
そこにはオールスター感謝祭の時乱入した男性が立っていた。
私を見つけるなりゆっくり近づいてくる相手に
A「ハァ…ハァ…来ないで…」
そう言って玄関に向かおうと走った。
しかし外に出るまで後一歩のところで、背後から口を塞がれ身動きが取れない。
A「んんっ……」
男性「静かにしてろ」
その言葉に恐怖で涙が溢れ、なんで亮君の言ったこと守らなかったんだろう…
そう思っていると
ガチャ…
玄関のドアが開いた。
吉沢「A‼︎」
A「んん‼︎」
吉沢「お前何やってんだよ。Aを離せ」
そこに現れたのは亮くんで私の口を押さえている男性を私から引き離してくれた。
男性を見ると不満げな様子でこちらを見つめているが亮君は気にする事もなく
吉沢「大丈夫じゃないよな…あいつに何かされた?」
と、私の心配をしてくれ
A「ううん、大丈夫。約束守らなくてごめんなさい…」
そう言って亮くんの腕の中で涙を流した。
それから程なくして警察の方やマネージャーのちーちゃんが駆けつけてくれ男性はその場で逮捕。
ちーちゃんは私の様子を心配して明日以降の仕事の調整を素早くしてくれた。
A「みんな…本当にありがとう。そしてごめんなさい…」
みんなの温かい優しさに感謝の気持ちが込み上げてきて、落ち着いた時には私はみんなにそう言っていた。
427人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:AI | 作成日時:2022年8月15日 17時