【東リベ】l'amour c'est (ページ10)

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episode9 ページ10

ピンポーン‼︎

私はマイキー宅のインターホンを鳴らした。

ジリジリした暑い日差しを浴びながら、玄関の前で待っていると

ガチャ…

玄関の扉からマイキーが顔を出した。

佐野「お、Aじゃん。暑かっただろ？入れよ」

A「うん、お邪魔します」

マイキーに連れられて案内されたのはマイキーの部屋。

あまり物を置かないみたいで、色味も黒系の家具が少し。

マイキーらしい部屋だなっていつものように感じていると

ドタドタドタ……バン！

廊下の足音が近くなり部屋の扉が勢いよく開いた。

…「A〜‼︎会いたかったよ〜」

と、私の所に抱きついて来たのは友達のエマだ。

エマはマイキーの妹でドラケンの彼女。

マイキーの家に遊びに行く時はいつも顔を合わせてたから、あっという間に仲良くなって今では女友達では1番仲良しかも。

A「エマ〜そんな勢いよく来たら2人とも転けちゃうよ〜笑」

佐野「おい、エマ‼︎Aから離れろ。A困ってんだろ」

エマ「やだやだ、エマのAだも〜ん」

佐野「はぁ？Aは俺のだから」

マイキーは私の様子を気にかけて声をかけてくれたんだけど、気がつけば2人の言い合いに変わってて…

エマ「マイキーばっかりズルい‼︎たまには私にも会わせてよ‼︎」

佐野「お前は学校でいつも会ってんじゃねぇか。」

A「もぅ、2人とも落ち着いて。今日は3人で遊ぼう？ね？」

と、結局は私が仲介役に回るのがいつものこと。