episode8 ページ9
私とドラケンのあるく先には、美味しそうにどら焼きを食べながら歩くマイキーの姿。
ほんとそういう所は子供なんだから〜
そう思っていると
龍宮寺「なぁA」
A「なぁに？」
龍宮寺「さっきタケミっちになんて言ってた？」
と、ドラケンが話しかけて来た。
A「武道君は強いって。だから、マイキーの事宜しくお願いしますって伝えてきたの」
武道君に伝えたのは私の本心だった。
キヨマサ君にたくさん殴られてボロボロになってたのは事実。
あの姿を見て弱いと思う人もいるのも事実。
だけど、負けると分かってる喧嘩に勝てないと思った相手に全力で挑む姿。
どんなに殴られてもどんなに痛い思いしても折れない心。
そして、心に決めた覚悟。
まさにそれは人間の強さを表すそのものだった。
龍宮寺「なるほどな。なんか嫁の挨拶回りだな」
A「もう///そういうんじゃないから〜//」
龍宮寺「分かってるよ。ありがとな。タケミっちに俺の気持ちも伝えてくれて」
A「え…？」
龍宮寺「俺もAと似たような事思ってたって話」
ドラケンがそう言ってくれて嬉しかった。
改めてこの人もマイキーに必要な人だって感じた。
A「いつもマイキーの事ありがとうね？」
龍宮寺「何言ってんだよ。マイキーの1番の支えはAだよ。これからも側にいてやってくれよな」
A「うん‼︎」
私はまだ何も知らなかった。
この時何が起こりそうになっていたのか。
大事な人の死のカウントダウンが始まっていた事を…
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作者名：AI | 作成日時：2022年8月9日 1時
