【東リベ】l'amour c'est (ページ34)

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episode33 ページ34

東京卍會のメンバーも揃ったところで、マイキーの掛け声と共に喧嘩が始まった。

人数があまりにも多すぎで端で見ている私達は、幹部のメンバーやマイキー達がどうなってるか分からないでいた。

エマ「ドラケンとマイキーは？大丈夫だよね…？死なないよね…？」

喧嘩が始まり更に涙を流すエマ。

怖くて心配なんだろうなと思ったら、無意識にエマを抱きしめていて

A「エマ‼︎ヒナちゃん‼︎私がマイキーもドラケンも武道君も守るから。絶対死なせないから‼︎」

そう言ってエマをヒナちゃんに託し、私は抗争の中へ走って行った。

ヒナ「Aちゃん‼︎」

エマ「A‼︎」

2人の声は大勢の声にかき消され私の耳には届かなかった。

喧嘩の場所に近づくと刃物を持った人がいるのを見つけた。

えっ…キヨマサ君…？

キヨマサ君の目線の先はドラケン‼︎

ドラケンは自分の周りの喧嘩に必死でキヨマサ君の存在には気づいてないみたい。

どうしよう…

ここからじゃ声は届かない…

そんな事を頭で考えていると三ツ谷君に言われたあの言葉を思い出した。

【私なりの守り方】

そうだ‼︎

これしかない‼︎

そう自分の中で覚悟を決めた時には、ドラケンの元へ走っていた。