【東リベ】l'amour c'est (ページ4)

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episode3 ページ4

私とマイキーが今の関係性になったのは、1年前の11月22日。

私が学校の帰りに不良に絡まれてるところをマイキーが助けてくれたんだよね。

涙を止めることが出来ず泣き続ける私を、ぎゅっと抱きしめてくれて告白してくれた。

いつもはふざけて意地悪してくるマイキーが、あの時だけは違った。

真剣な眼差しで相手を威嚇し私を見るときはとっても優しい目をしていて、マイキーがあんな顔をするなんて初めて知ったよ。

ねぇマイキー、

私を好きになってくれてありがとう。

あの時助けてくれてありがとう。

告白してくれてありがとう。

いつも大事にしてくれてありがとう。

そんな想いを心の中で繰り返しながらバイクを運転してるマイキーに抱きついた。

佐野「ん？どうしたA」

A「ううん、何もないよ。そういえば今日ってどこに向かってるの？」

龍宮寺「メンバーからの連絡で面倒な事してる奴がいるから偵察しに行ってんだよ」

A「面倒な事って？」

龍宮寺「まぁ行ってみたら分かるだろ」

ドラケンはそう告げて詳しく教えてはくれなかった。

すると

佐野「よーーし。どら焼き買いに行くぞ〜」

A「えっどら焼き？」

龍宮寺「おいおい、マイキー。話聞いてたか？」

と、いつものマイキー節を爆発させながら私達はその場所へ向かった。