【東リベ】l'amour c'est (ページ3)

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episode2 ページ3

話は私達3人の出会いに遡る。

私は小さい頃、父の転勤でこの街に引っ越してきた。

元々内気な性格で人見知りが激しかったせいか、近所の人とも中々仲良くなれず1日を家で過ごす日が多かった。

そんな私でも唯一の友達がいて、今日はその子が遊びに来る日。

圭ちゃんまだかな〜？

遅いな〜？

そんな風にドキドキしながら待っていると

母「A〜圭介くんが来たわよ？」

と、母の呼ぶ声が聞こえてきた。

圭ちゃんやっと来た‼︎

その声を聞いた私は一目散に階段を駆け下りて、玄関に向かうと私の大切な友達が立っていた。

場地「よっA！」

彼は場地圭介。

私の唯一の友達だ。

私達2人の両親が仲良しなことから、よく遊ぶことが増えて今では大の仲良し。

場地「今日はさAに紹介したい人連れてきた。」

A「紹介したい人？」

場地「俺の頼れる友達の佐野万次郎。みんなマイキーって呼んでんだ」

そう言われて隣を見ると、金髪の髪色に綺麗な黒目を持った顔立ちの男の子が立っていた。

ただ、彼はどこか謎めいた雰囲気を持っている。

Aは初めて見た時直感でそう感じた。

佐野「こいつだれ？」

初対面でこいつ呼びですか？

なんで失礼なの‼︎

そう思いながらも

A「はじめまして、天宮Aです。」

と挨拶をした。

佐野「俺は佐野万次郎。お前さ四十八手って知ってる？」

バシッ‼︎

佐野「いっっってーーーー。なんだよ場地。」

場地「余計な事聞くなよな〜」

私は2人のやりとりを微笑ましく眺めていた。

そう、これが私とマイキーの出会い。

これから今に至るまではあっという間で、数日後にはドラケンという背の高い怖そうな友達を紹介された。

私とマイキーとドラケンはいつも一緒に過ごした。

勿論、圭ちゃんとも過ごしたけれど歳を重ねれば重ねるほど3人で過ごす時間も増していった。