【東リベ】l'amour c'est (ページ20)

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episode19 ページ20

佐野「タケミっち‼︎お前の話は分かった。︎メビウスとやる」

花垣「‼︎」

佐野「お前はなんも分かってねぇ。俺がやるって決めた以上東卍はメビウスとやるんだよ」

そのマイキーの話を聞いて、ここにいる皆んなが武道君が仕方なく退くんだと予想してた。

総長を前に納得いかなくても納得するしかないんだと…

しかし、武道君の行動は予想を外れたものだった。

バッ‼︎‼︎

勢いよく土下座をする武道君。

花垣「俺退けないっスよ。メビウスとやり合ったら東卍は終わります‼︎せっかくマイキー君やドラケン君と仲良くなったのに‼︎東卍が終わるなんて俺嫌っスよ‼︎」

武道君…

やっぱり彼は強い人だ。

しかし、この発言にパーちんは納得いかないみたいで武道君の元へ行き殴ろうとしていた。

ガシッ‼︎

林田「何すんだよドラケン」

殴ろうとするパーちんの腕を止めるドラケン。

そして、マイキーに向かって

龍宮寺「タケミっちが退かねぇって言ってんだ。少しメビウス調べてもいいんじゃねぇの？」

と、言った。

私も同じ意見だった。

このままの抗争はリスクが高すぎる。

メビウスというチームは今までの喧嘩相手とは遥かに違う。

調べる事は私達にとってとても重要な事だと思っていた。

ただ、マイキーの反応はどうだろう…

そう思いながら私はマイキーに目を向ける。

龍宮寺「マイキー」

佐野「あ？ケンチン、お前東卍に楯突くの？」

龍宮寺「あ？そう話じゃねぇだろう？」

佐野「そういう話だよ」

マイキー…ドラケン…

2人の視線は本気の目をしてた。

A「マイキーもドラケンも少し冷静になって…。ここで揉めたらそれこそメビウスの思う壺かもしれないじゃん…。」

佐野「Aはどっちの味方？」

A「え…？」

佐野「俺？それともケンチン？」

どうしてそんな聞き方するの…？

2人の気持ちどっちも理解できるよ。

私にはどっちかとか選べない…

双方の意見を活かした答えを出して欲しいのに…

私の頭は色んな気持ちでいっぱいいっぱいだった。