【東リベ】l'amour c'est (ページ12)

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episode11 ページ12

ガラガラ…

教室のドアを開けて顔を乗り出すマイキーとドラケン。

今日は学校を抜け出して武道君の学校へ遊びにきていた。

佐野「お、いたいた」

花垣「え？」

龍宮寺「遊ぼうよタケミっち」

授業中にも関わらず、ずかずかと武道君の元へ向かう2人。

はぁ…ほんと自由なんだから。

そう思いながら私は2人が出てくるのを廊下で待っていた。

2人が連れてきた武道君の様子を見ると、挙動不審と言ってもおかしくない慌てぶりでされるがままの状態。

そんな様子を見ていた私は

A「武道君、この間ぶりだね。マイキーとドラケンがいきなりごめんね？」

と、声をかけた。

花垣「Aさん⁉︎いいえ、Aさんもきてたんですね」

A「そうなの」

武道君はマイキー達と話しながら学校の出口へ向かった。

すると、誰かが走ってくる足音がこちらに近づいてきて

…「ちょっと待って‼︎」

と、女の子の声がした。

花垣「ヒナ？」

ヒナちゃん…？

この子は武道君の彼女だな…

私は直感でそう予想した。

龍宮寺「あン？誰だオマエ？」

花垣「ごめん、ヒナ…。今日立て込んでてさ…」

武道君がそうヒナちゃんに説明していたその時、

バチン…‼︎‼︎

龍宮寺「‼︎」

花垣「‼︎」

A「‼︎」

ヒナちゃんがマイキーを思いっきり叩いた。