海が拾ってきたのは小さな女の子

少女48 ページ48

パリーン






貴:「あ！！！

これ、陽がつくったってよろこんでたコップ……


どうしよう………おかたづけして陽にごめんなさいしなきゃ………いたっ」







？:「ただいまー」




コロッケ:「ワン！」




貴:「陽………あ、これ…は…」



陽は現場を見るなり唖然とする




陽:「うわ！？床泥だらけじゃねぇか！コロッケ？なんでこっちに？それにAも、おまえらこの部屋でおっかけっこでもしたんだろ！床も泥だらけだし！A一人か？ダメだろ……ってあ！」





貴:「！あ、あのね！これはちがくて！」





とっさにコップを隠してしまう
コップを拾おうとして切った指がジンジンする
陽はAがイタズラで遊んでいたと思っている様だった





陽:「いいかA、部屋の中で走り回ったりしちゃダメだろ、コロッケが何でここにいるかは知らねぇけど万が一の事があったらどうすんだ！コップは……まぁ、子供一人の部屋に置いといた俺が悪いけど、お前が割ったなら隠さないでちゃんと謝るべきだ」






貴:「！！……ちが……くて、A……」






陽:「ったく、床の掃除面倒になりそうだな…」





貴:「(陽、Aのこと嫌いになっちゃったかな……あやまらなきゃ……あやまらなきゃ…！)」






陽:「おいA、とりあえず皆が帰って来たら謝るんだぞ？………A？」






ダッ







陽:「あ！コラ！A！！おい！」







コロッケ:「ワン！」ダッ





陽:「コロッケ！おい！っ逃げやがって……」









夜、郁、涙:「「「ただいまー」」」






郁:「コロッケが走ってったけど、雨上がりで元気だなぁ(笑)」






夜:「陽？(ｶﾞﾁｬｯ)うわぁ！？なんで床が泥だらけなの！？コップも割れちゃってるし…ってもしかして、さっき走ってったコロッケ？」




涙:「でも、泥あとに人のあともあるよ？ちっちゃい、A？」






陽:「おかえり、実はさっき(かくかくしかじか)でな」





夜:「え？コロッケは見たけどAは見てないよ？靴もあったし」





郁:「とりあえず寮の中を探してみてましょう」






ーーーー





貴:「ハァッハァッ」




貴(あやまれなかった……ごめんなさいって、なんでできなかったのかな……陽に嫌われちゃった……)



ポツッ



貴:「雨、ふってきちゃったあまやどりしなきゃ………」






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


夢主のお靴はログアウトォ←

少女49→←少女47

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す