家族22 ページ22
あれからどれくらいの時間がたっただろうか
しばらく泣き続けていたAは泣き疲れたのかまだ頬に涙を残したまま眠ってしまった
眠りながらもまだ目に熱を残し、しゃくりをあげているAの背中をトン、トンとリズム良く叩いていると
小さくドアのノック音が聞こえる
海「どうぞ」
小さい声でそう答えると寮内を探していてくれた皆が揃って海の部屋に顔をのぞかせた
隼「おや、お姫様は眠ってしまったようだね」
そう言いながら部屋に入ってくるメンバーたち
しゃくりを上げて眠っているAを見て陽がそっと涙の後を撫でた
陽「ったく、心配かけやがって…」
夜「こんなに小さい体でよく頑張ったね」
陽に続き夜もAに近づいて頭をそっと撫でる
涙「いっぱい泣いたんだね」
郁「きっと俺達にも寂しいって言えなかったよな…」
恋「これからは楽しいこといっぱいにしてあげたいな」
駆「そうだね、もうこんな悲しい涙は見たくないもんね」
新「できるだけAが寂しくないようにしてやりたいよな」
葵「うん、俺達にできることをしてあげよう」
春「皆でAとの時間をできるだけ沢山作ってあげよう」
始「スケジュールも調整出来るところは調整してやろう」
皆がAの周りに集まり優しい言葉を沢山かけてくれた
母親とのお別れの傷はとても深く簡単には拭えないだろう
それでも埋められる傷はできるだけ埋めてあげたい
そんな一人一人の想いがAにゆっくり伝わるといいな
と海は改めてAをぎゅっと抱きしめた
隼「Aもすこし落ち着いたみたいだね
共有ルームでゆっくりお茶でもしようか」
そう口を開いたのは隼
気がつくとAはしゃくりも収まり規則正しい寝息を立てていた
春「そうだね、あっちの方が暖かいし
Aが起きた時に皆の顔が見れた方がきっといい」
夜「じゃぁ俺、美味しいお茶入れますね」
葵「俺も手伝うよ夜」
海「そうだな、このまま俺の部屋にいてもきっと寂しいだろうし皆で行くか」
夜と葵が部屋を出ると残りのメンバーも共有ルームへと歩き出す
起こさないようゆっくり行くよとメンバーに声をかけ部屋に
2人になった後、寝息を立てているAにそっと声をかける
海「…これからは俺が守るよ、だからもう大丈夫だぞ」
そう呟きそっと額にキスを落とした
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ちょっと無理やりになりましたが文字数の関係で次です
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ねむた(プロフ) - 銀狼さん» コメントありがとうございます！長い間待って頂いて嬉しいです(๑⃙⃘ˊ꒳ˋ๑⃙) (2月19日 21時) (
レス) id: 48cf33a62d (このIDを非表示/違反報告)
銀狼(プロフ) - 突然の供給ありがとうございます( ߹ㅁ߹) (2月19日 17時) (レス) @page22 id: e17fc7ba6e (このIDを非表示/違反報告)
弓(プロフ) - うたプリ大好き?さん» ありがとうございます泣 (2023年4月30日 15時) (レス) id: 48cf33a62d (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています！ (2023年4月30日 15時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
弓(プロフ) - うたプリ大好き?さん» コメントありがとうございます。中々更新できなくて申し訳ないです(汗)もう少し落ち着きましたら久しぶりに更新しようと思いますので今しばらく気長にお待ちください(汗) (2023年4月30日 14時) (レス) id: 48cf33a62d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弓 | 作成日時：2017年10月9日 11時
