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「でさ、Aどうするんだ?」
そういえば陽にぃの家に行くんだった、1人で。
でも陽にぃのママは陽も一緒に、と言っていたから力仕事か何かがあるんだろう。
「とりあえず私だけでも…」
「そうだ。夜、代わりに行ってくれ、俺ん家」
陽にぃ、何言ってるの?
夜さんと行くの?2人で?
「俺!?行ってもいいけど…俺で大丈夫?」
「夜ほど安心安全な保護者は居ねぇって」
「陽、それって褒めてる?貶してる?」
「褒めてる褒めてる」
笑いながら答えたから夜さんは納得のいかない表情。
全く、陽にぃは昔からからかうのが好きだ。
「じゃあ家には俺が電話しとくわ」
「うん、お願い」
「じゃあAちゃん、ホームルーム終ったら教室行くね」
「わかりました!それじゃあ私は教室戻りますね」
バイバイ、と手を振る夜さん。
アイドルなのも分かる気がする。
私は遠慮がちに手を振り返し階段を駆け下りた。
胸が苦しいほど鼓動がうるさい。
廊下を歩いていてふと気付く。
体力落ちたかな。
階段のせいだとこの時、私は思い込んでいた。
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作者名:塩キャラメル(□‐□)なのだよ | 作成日時:2016年9月1日 22時