検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:17,620 hit

5ページ目 ページ6

「でさ、Aどうするんだ?」

そういえば陽にぃの家に行くんだった、1人で。
でも陽にぃのママは陽も一緒に、と言っていたから力仕事か何かがあるんだろう。

「とりあえず私だけでも…」

「そうだ。夜、代わりに行ってくれ、俺ん家」

陽にぃ、何言ってるの?
夜さんと行くの?2人で?

「俺!?行ってもいいけど…俺で大丈夫?」

「夜ほど安心安全な保護者は居ねぇって」

「陽、それって褒めてる?貶してる?」

「褒めてる褒めてる」

笑いながら答えたから夜さんは納得のいかない表情。
全く、陽にぃは昔からからかうのが好きだ。

「じゃあ家には俺が電話しとくわ」

「うん、お願い」

「じゃあAちゃん、ホームルーム終ったら教室行くね」

「わかりました!それじゃあ私は教室戻りますね」

バイバイ、と手を振る夜さん。
アイドルなのも分かる気がする。
私は遠慮がちに手を振り返し階段を駆け下りた。

胸が苦しいほど鼓動がうるさい。
廊下を歩いていてふと気付く。
体力落ちたかな。
階段のせいだとこの時、私は思い込んでいた。

6ページ目→←4ページ目


ラッキーナンバー

8


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
74人がお気に入り
設定タグ:ツキウタ。 , 長月夜 , Procellarum   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:塩キャラメル(□‐□)なのだよ | 作成日時:2016年9月1日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。