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Prolog ページ2
「お疲れ様でした…」
バイトが終わり私は帰途についていた。
1人赤く染まった道を歩く。
家に帰っても1人だと思うと気が重い。
当の昔に慣れてしまったと思っていたのに。
少しだけ、寄り道していこうか
その時、ちょうど近くの公園が目につく。
もう時刻は20:00で当たり前だが子供もいなくて人っ子1人居ない公園。
何だか私だけがこの世界に取り残されているようだ。
「…疲れちゃったな」
どこに行っても私は独りぼっちで誰かに必要とされることもない気がする。
いや、気がするのではなく、そうなのだろう。
「消えて、しまってもいいのかな」
街頭がチカチカと光り、私の生命のようにも見える。
手を伸ばすも届くはずもなく、私はだらしなくベンチにへたれこむように座った。
「大丈夫ですか?」
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作者名:塩キャラメル(□‐□)なのだよ | 作成日時:2016年9月1日 22時