7 ｢何かがオカシイのです｣ ページ8
｢国見…｣
｢後輩は先輩を助けるのも仕事ですよ｣
｢そうですよ！俺達に出来ることがあったら言ってください｣
｢…っス｣
｢そうだよね…ありがとう｣
後輩に助けられちゃった。
やっぱり男の子だね。
さぁ、どうしようか。
｢じゃあ決めて。ここで待つか、助けに行くか｣
3人共、そんな判断を任されると思っていなかったのか一瞬目を見開いた。
だけどそれはほんの一瞬ですぐに同じ答えが返ってきた。
｢｢｢助けに行く｣｣｣
｢わかったわ。じゃあ行きましょう｣
そういうと京谷が先頭を切って廊下に出た。
…皆に守られてばっかりな気がする。
｢うわ…｣
廊下は一歩あるけば暗闇に吸い込まれそうなほど暗かった。
｢…ﾁｯ行くか｣
｢京谷、ライト｣
｢は？｣
｢こっちのよ｣
バレー馬鹿…。
今言ったライトはポジションじゃなくて電気のライトよ。
すごい勢いで振り向かれたわ。
｢…あざっス｣
｢玄関ってこっちよね？｣
｢え、こっちじゃないんですか？｣
私が指差したのは右。
国見が差したのは左。
私はここに来る時皆の後をついて来たからここは国見があっているのかもしれない。
｢ごめん、記憶違いね。玄関はこっちだわ｣
私がそう言うと京谷はそちらへと足を向けた。
その時だった…
｢お、お前ら、早く部屋に戻れ！｣
｢岩泉、花巻、どうし…えｯ？｣
反対側から全力疾走で向かってきたのは岩泉と花巻のみ。
一番に聞きたいことがある。
｢及川と松川は…どうしたの？｣
｢そ、れは…順を追って説明するから…｣
先程から話しているのは花巻ばかり。
岩泉は顔をあげようともしない。
話している花巻も苦痛に歪んだ顔をしていた。
｢まず結論から行くと、玄関は壊れなかった。
そこで俺達は他に出られそうなところはないか、って二手に分かれて歩いていたんだ｣
及川と松川、岩泉と花巻で分かれたようね。
その後の話は耳を疑いたかった。
｢しばらくすると及川が何か叫ぶのが聞こえたから俺らは戻ったんだ…そこには｣
｢及川が…血に染まって倒れてた｣
ここまでの話に引っ掛かる点が1つ浮上した。
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塩キャラメル(□-□)なのだよ(プロフ) - ぷっちょレモン★さん» ありがとうございます！面白かったですか!?そそそそんな…ｯもう、嬉しすぎて、何て言えばいいのでしょうか…！と、とにかくありがとうございました！！ (2016年7月21日 16時) (
レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちょレモン★ - 凄く面白いです！！塩キャラメル(□-□)なのだよさん憧れているのでとても面白かったです！ (2016年7月21日 8時) (レス) id: 1739a852fc (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル(□-□)なのだよ(プロフ) - きらりさん» ありがとうございます！正直自分で意味わかってないですけどw楽しんでいただけたら良かったです！ (2016年6月30日 20時) (レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
きらり - なるほど、このような解釈もあるのですね。とても楽しませていただきました。ありがとうございます！ (2016年6月30日 19時) (レス) id: 169d5d9e98 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル(□-□)なのだよ(プロフ) - 白魔さん» おお！及川さんが殺 す時に主ちゃん笑う!!!!最ｯ高ですね!!!!wありがとうございます！ (2016年6月22日 22時) (レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩キャラメル（□‐□）なのだよ | 作成日時：2016年4月28日 22時
