4話 ページ5
昼休みが終わるころには図書室には私と駆しかいなくて図書委員はどうしたんだって感じ。
「お、終わった…！！」
『よくできました』
丸付けをしながら褒めるとへへへっ、と照れ笑いを浮かべる駆が横目で見えた。
『じゃあ教室もどろっか』
そう言って扉に手をかける。
『…あれ、おかしいな…』
「どうしたの？…A？」
『…鍵閉められた』
予鈴がなるまであと３分。
委員会の子ちゃんと確認して…。
「俺の不幸体質をここで発揮するとは照れるなぁ」
『誤魔化さない。えっと、スマホ…』
ホームボタンを押すと充電必要の画面が出てきた。
『駆、スマホある？』
「ある！けどさっき０になった」
『…５時限目は休むしかない』
今から充電しても連絡できるようになるまでは１０分はかかる。容量の少ないスマホを恨む。
中途半端な時間に教室に戻るのも何だか…てなわけでサボる。
「サボるの！？楽しそうだね！」
『図書室に閉じ込められてるだけだからね？』
「はい、すみません」
シュン、とし扉の近くの壁に寄りかかって座り込む駆の頭を撫でるとパッと笑った。
『やっぱりトナカイより忠犬でしょ…』
「何のこと？」
『いや、こっちの話…っくしゅ！』
「大丈夫？」
誰も居ないと思われている図書室の暖房は切られたようでジワジワと１２月の寒さに手先から冷えてきた。
すると駆はティッシュと共に着ていたブレザーを肩にかけてくれた。
「風邪ひいたら大変だからね！俺もAがいないとかなり困るし！」
『…それはどういう意味なの？』
「えっと…俺の事助けてくれる人がいなくなるから…？」
…ほら、やっぱり。
私なんてただのお姉ちゃんなんだ。
『私からも、お願いしていいかな？』
「俺にできることなら！」
駆にしかできないことだよ。
だから…どうか聞いてくれるといいな。
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ゆき - 続きは、書かないんですか？ 始様と春さん、札幌！いいなぁ〜 (2017年1月15日 12時) (
レス) id: b658579deb (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ツキウタ。ＲＩＦＥ♪短編集 …です。 (2017年1月10日 7時) (レス) id: 8091503d99 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル(□-□)なのだよ(プロフ) - ゆきさん» いえいえ！ おお、見に行きますよ！難しいですよね…(占ツク歴4年目w) (2017年1月9日 23時) (レス) id: 930d503b85 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 実は私、小説をかきはじめました。難しいですね(´･_･`) (2017年1月9日 21時) (レス) id: 8091503d99 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ありがとうございますT^T (2017年1月9日 21時) (レス) id: 8091503d99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩キャラメル（□‐□）なのだよ | 作成日時：2016年12月24日 23時
