両片想い (ページ9)

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08.▽ ページ9

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浦「俺わりと手繋いで出てったの腹立ってる」

坂「やっぱお前… 」

浦「違う」

相「折原くん絶対田中さんの事好きだよね、

なら邪魔しない方がいいんじゃないかな」

坂「お前正気か？」

相「 …確か折原くんも理系だったし

ボクはもう必要ないかな」

坂「俺今初めてお前の事嫌いかもって思ったわ」

浦「ちょっとムカついた」

相「ご、ごめん」

坂「まぁええわ。

俺とうらさんで充分やし。んじゃ」

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相「 …これで、いいんだよ、俺は、」

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坂「ど～ん」

『うわっちょっと危ないだろ！』

浦「ご、ごめん」

『あ、浦田くんか

大丈夫だよ～痛くなかったし』

坂「なんか酷くね」

『うるさい浦田くんに謝れ』

折「ふ～ん。なるほどね。

じゃ、僕お先に失礼しますね～また明日～」

『は？何なのあいつ』

坂「やっと行ったか」

浦「よかった」

『いつもありがとね。

私が弱いから変わりに追い払ってくれて。』

浦「お前のためならなんでもやるよ。」

『お～！男前じゃん浦田く～ん』

『あれ、相川くんは？』

坂「まだ教室。さっ帰ろう帰ろ～う」

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