セブチの神話【男主】 (ページ6)

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苗字決めページ6

(SCside)

SG「ねぇ、今回の応援法ってエルムの呼び方ってどうするの？」

スングァンの言葉に、みんな動きを止める。

カムバの準備期間に入り、新しい曲に新しい振り付けや構成、MV撮影などスケジュールがぎっしりだ。

そんな中、Caratに向けた応援法の練習動画を出すため、どこでどのように声出ししてもらうかを話し合っていた。

盲点だった。

DK「確かに…エルムだけ「エルム！」なのもフルネームなのも合わないよね」

HS「そうだよな、日本のフルネームだと字余りだし…」

JH「前までは名前だけだったもんね。今回はフルネームだから何か考えないと」

うーんとみんな頭を捻る。

すると、俺の左隣にいたウォヌが口を開いた。

WN「苗字つけるのは？例えば【パクエルム】みたいな感じで」

MG「え、いいじゃんそれ」

DN「ウォヌヒョンナイス！」

VN「苗字いいね」

JS「エルムどう？」

『うん、凄く良いし嬉しい…！』

にこにこと嬉しそうなエルムの顔を見て、緩まない顔はないだろう。

見ろ、ウォヌなんてドヤ顔してるぞ。

WZ「苗字か…どんなのがいいかな」

JH「エルムヤ、誰の苗字が欲しい？」

『え、誰の？』

ジョンハナのこの発言に、一同はわっと声を上げた。

もちろん俺も。

DN「【イ】でしょ【イ】！」

SG「ヤーもう【イ】は3人もいるじゃん！ここは【ブ】だよ！」

MG「いやいや【キム】だって！キム兄弟名乗りたい！」

HS「【クォンエルム】良くない？どう？」

JH「【ユン】だよね〜？エルムヤ〜」

SC「【チェ】だろ！な！？」

WN「【チョンエルム】…」

DK「ウォヌヒョンこわい、」

JS「【ホン】は？どう？エルム」

JN「【ムンエルム】って可愛くない？凄くいいよね？」

MH「【ソエルム】…ちょっと言いづらい？」

VN「【チェエルム】も若干言いづらいかも」

WZ「低身長同盟のよしみで【イ】…」

SG「ウジヒョンそれはずるい」

みんなが大騒ぎしている中、真剣な顔で悩んでいるエルム。

「自分を選んでくれ」と言わんばかりの熱い視線がエルムに集中している。

『うーん…』

JH「いいよ、しっかり悩んで」

DK「なんかプロポーズみたい笑」

JN「プロポーズか〜幸せにするよエルム」

「僕も」「俺も」と謎のアピールタイムまで始まった。

果たしてエルムに選ばれるのはどの苗字なのか…