story*3* サッカーなんて ページ4
「…ここが、帝国学園？」
駅から歩いてすぐに、立派な正門が見えてきた。すごい、威厳を感じる。私の通っていた女子校も歴史ある感じだったが、この学校には及ばないだろう。こんな立派な正門、見たことない。
私は、明日から帝国学園に編入する。
なぜ前日の今日に、私が呼ばれたのかは分からない。さしずめ、この広い校舎の案内、ってところだろう。
「あなたが影山零治監督の…」
正門から出てきたのは、ふくよかな男性だった。この人は誰だろう。学園長、とも違うような…。
「そうです。影山Aと言います。あなたは…」
「サッカー部で臨時監督を務めている者です。学園長は今日は用事が入ってまして、私が案内させていただくことになりました。」
こちらへ、とその人が歩きだすので、私も付いていく。
正門を抜けるとすぐに、サッカーのグラウンドが見えた。今日は日曜日だけど、サッカー部の人が練習しているのが見える。それもそうか、強豪校みたいだし。
ボーッと、臨時監督さんの後を付いていくと、気づけば立派な扉の前まで来ていた。ここ、どこなんだろう…。
「ではここで少しお待ちを。サッカー部のメンバーを集めますので、『入れ』と声をかけたらお入りください。」
「…えっと、なんでサッカー部？」
「影山さんから聞いてないですか。あなたがこのサッカー部のマネージャーになること。」
「……はい？」
聞いてない。私がマネージャー？
私は、サッカーになんか興味ない。今まで、意図的に避けてきたスポーツなのだ。
でも、これはチャンスじゃないだろうか。
お母さんだって、険悪な仲だけど、できるだけ叔父さんに歩み寄ろうとしている。私も、叔父さんの率いたサッカー部を見れば、叔父さんのことを、少しは理解できるかもしれない。
「嫌なら影山さんに言って、部活を変えることも出来ますが…」
「…いえ、やります。マネージャー。」
これから何が起こるかは分からない。
でも、私にマネージャーを頼んだ叔父さんの気持ち、きっと少しは理解できるよね。
________________
前置き長すぎですね笑
次はついに、帝国メンバーと夢主様が出会いますよ…!!
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しろごま(プロフ) - 神奈さん» ありがとうございます！！好きって言ってもらえて嬉しいです…めっちゃやる気出ました笑 (2022年2月16日 8時) (
レス) id: 0e001a0820 (このIDを非表示/違反報告)
神奈 - いつも好きで読ませてもらってます! これからも応援してます！ (2022年2月14日 22時) (レス) id: d32b71780d (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 愛さん» わわ！ありがとうございます…！更新サボっちゃって本当にスミマセン…絶対更新するので待ってて頂ければ…！ (2022年1月19日 1時) (レス) id: 8dce978bad (このIDを非表示/違反報告)
愛 - 更新待ってます！ (2021年12月15日 23時) (レス) @page26 id: 1d59dbc1f2 (このIDを非表示/違反報告)
しろごま(プロフ) - ぶんこさん» わわ！お読みいただきありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいです。更新頑張ります！ (2021年8月21日 12時) (レス) id: c8158e73de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろごま | 作成日時：2021年8月19日 3時
