いつか、好きになる。【フィッシャーズ】 (ページ3)

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四月。夕方。ページ3

今日はシルクから、
「放課後来れるんなら土手いかねぇ？」

私は朝会えないからな～！楽しみ！と思って、すぐにＯＫした。

なんでこの時メンバー聞かなかったんだろうね。

(*´꒳`*)

放課後みんなと遊んでる姿を想像すると思わず笑顔になった。

モ「どうしたの？うれしいことあった？」

あ、やば。見られてたんだ。

あ『いや、放課後みんなと遊べると思うと自然とね。モトキも楽しみじゃない？放課後。』

モ「放課後？なんのこと？」

あ『あれ？聞いてない？シルクから。』

モ「ううん。初耳。」

あ『そっか。』

あとで言うのかな？

今は気にしないことにした。

放課後。

あ『シルク…』

女子生徒「一年生の頃から、ずっと好きでした…。付き合ってください。」

え！？
シルクが女子からコクられてる！！やっぱモテるな～。

ズキッ。

？何？この胸がキュッとなる気持ちは。

私の経験したことないような、そんな痛み。

なぜか私はシルクを見れなかった。

女子生徒「……。グス…。」

え…？

さっきの女子生徒が泣きながら走って行った。

シ「…盗み聞きですか。」

あ『わ！？シルク！』

シ「ふーん。そんな趣味あるんだwww」

あ『イヤ、ないから！て言うか、さっきの子、なんで振ったの？』

シ「いや、ずっと好きな奴いるからに決まってんじゃん。」

あ『え！シルクって好きな人いたんだ。』

シ「うん。結構前から好きなんだけどさ。そいつ鈍感だし、恋もしたことないからなかなか気づいてもらえねぇんだよ。」

あ『ふーん？以外だね。』

シ「… もういいだろ。行こうぜ。」

あ『はいはい。』

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いつもの土手に行く。

あ『アレ？みんなは？』

シ「？来ないよ？」

あ『！なんで！？私みんなと遊べると思ってめっちゃウキウキしてたし！！』

シ「俺と二人じゃダメなの？」

あ『そんなことないから！逆に二人って新鮮で楽しいから！』

シ「ブッ！！何それwww」

あ『イヤ、シルクが落ち込んだと思って。』

シ「マジか。ありがと。昔からお前優しいよな。」

あ『まーねwww」

そこから、昔の思い出を語り合った。

昔この土手の景色が好きで日が暮れるまで座ってたこと。

そのせいで風邪をひいて親に怒られたこと。

話しているうちに私は寝てしまった。