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「おれ、もしょっぴーの事、すき。」
まって、今俺なんて言った？ああ、選択ミスったかも。俺今凄い恥ずかしい事言った気がする。
「おま、…まじで？」
「可愛いって言われたら、心臓ばくばくすんのも。しょっぴーがメンバーと仲良くしてるのを見て嫉妬しちゃうのも、…俺がしょっぴーの事好きだから、でしょ？」
「っ、」
今度は俺じゃなくてしょっぴーが顔を赤く染めて、見られたくないのか俺を抱き締めて。
「何それ、嘘じゃないよね？」
「う、…嘘じゃない、よ？」
冗談じゃないよ、の意味を込めて背中をぽんぽんすれば俺の背中に回された腕に力が込められてちょっと苦しい。
「しょっぴー、？」
「ちょ、待って。今頭フル回転させてるから」
数分か、数秒か、俺も俺で頭パニック状態で全然わかんなかったけど。2人して落ち着いた頃には密着されてた体は離れて、俺の瞳には完全オフの渡辺翔太が移ってた。
「もう1回聞くけどさ。俺の事すき、？」
「うん、…すきだよ？」
「それはさ、恋愛感情として？」
答えるのは何だか恥ずかしくて、でもここで誤魔化すのは違うでしょって。頑張って頷いてみれば、重なり合った唇に。驚いて、耳まで熱がこもる。
「超嬉しいんだけど、」
「ねえ、俺と、付き合ってくれませんか。」
「…、お、お願いします？」
「んは、何で疑問形」
「だって、しょうがないじゃん、！！」
しょっぴーが初恋なんだからさ、なんて。恥ずかしいから言わないけど。多分バレてる、恥ずかしくなって顔ごと目線逸らしたのに頬を掴まれてほぼ強制的にまた見つめ合うことになって、
「はあ、やっぱお前可愛いよ。」
「…、うるさい」
ああ、本当に。心臓が痛い、
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作者名：みゅうつう | 作成日時：2023年4月1日 17時
