ウチの末っ子は手に負えない Ⅱ (ページ19)

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「何してんの？早く上がれよ、」

「あ、ごめんごめん。お邪魔しまーす、」

家の中は結構整理されてて、何か流石しょっぴーの家って感じ。てか家に来たのはいいけどさ、何すんのかな。

「てか何で急にしょっぴーの家？」

「んー、いや特に理由は無いんだけど。」

「あんま外ばっか出てるとまたファンとかに遭遇するかもじゃん？」

「あー、まあ外に出過ぎるのも俺達は良くないのかもね。」

それなら普通にそれぞれの家に帰った方が良かった気がするんだけど。

「いやお前顔に出過ぎじゃね？」

「え、なにが？」

「まあファンとかも理由の1つだけど。普通に俺がお前と過ごしたかったから呼んだんだって、」

「ふ、何それ。俺達メンバーなんだし、基本いつでも会えるじゃん。」

「でもオフのお前は今日ぐらいしか見れないだろ？」

「お前最近仕事忙しいし、」

「それはまあ、そうなんだけどさ」

急に女の子がときめきそうな事言ってくるんだからさ、イケメンって困っちゃうよね。今のは男の俺でもトキメキかけてたから、なんて。

「いやだからお前分かり易すぎじゃん、」

「口角上がってんのバレバレですけど。」

「…、上がってないし。」

「はは、そんなに笑っててその言い訳は通用しないだろ。」

「お前ほんと可愛いよな、」

…、また言われた。はあ、心臓痛ったい。

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