1話 ページ4
．
( ru )
4時間目終了のチャイムが鳴る、それまで席に座っていた生徒達は思い思いに席を立ったり持参の弁当箱をリュックの中から出したりと動き出して居る中斜め前の黒髪は机に伏せたまま一向に動かない。
「ラウ〜！！めめ！！購買行こ、ってあれ」
「めめまだ寝てるん？」
廊下からものすごいスピードと大声を出しながら俺と、めめこと目黒蓮の居る1年3組のドアを思い切り開けるこれまた同じ学年の1組の向井康二。独特な関西のイントネーションが売りで男女問わず仲がいい、が女子たちからはよく煩いと叱られてる。ほら今だって教室の前でくどくどとお説教をくらってる。どんな顔だあれ。
「向井くんドアは静かに開けてって昨日も言ったよね！？」
「はい、すんません、」
「すんませんじゃなくてすみませんでしょ！」
「はいすみません！！」
同じクラスの女子から一通りお説教を食らったあと苦い顔をしながら俺達の元へやってきた。
「馬鹿だなあ、毎日言われてるじゃん」
「だって早くラウ達に会いたかってんもん」
「ふぅん、てか暑苦しい離れて」
「冷たない！？」
ぎゅう、と勢いよく抱き着いてくる康二くんを無理やり剥がしてこんな騒音の中でもぐっすりと眠り続けているめめを起こしに行く。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 218人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みゅうつう(プロフ) - 塩麹さん» コメントありがとうございます！ゆっくりになると思いますが更新も続けていこうかなって思ってます、！！ (12月12日 16時) (
レス) id: 915dc05adc (このIDを非表示/違反報告)
塩麹 - このお話気に入りました。更新頑張ってください。 (12月12日 9時) (レス) @page12 id: 4e6137c4b9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゅうつう | 作成日時：2023年12月8日 9時
